低血圧から苦んでいる人に是非読んでほしい!
★★★★★
「低血圧の患者さんには繊細な心使いがあり、豊かな可能性を潜在しています。
低血圧の治療はそれを開花させ、可能性を結実させることにつながります」
これは「改訂二版にあたって」に書かれている、著者の言葉です。
著者は低血圧は生命現象の低下であると表現し、低血圧患者のクオリティ・オブ・ライフ(生命の質)が
大きく障害されていることを指摘しています。
低血圧患者にとって、症状と同じくらいつらいのが、まわりの無理解だと思います。
「根性がない」「気合いが足りない」「気のせいだ」「大げさだ」・・・
(時には低血圧の人にさえ、そういう風にいわれてしまうこともないでしょうか・・・
それだけ低血圧の症状は、種類も程度も個人差があるのです!!)
この本の著者は、そのような態度とは正反対のところにいらっしゃいます。
低血圧患者の辛さに、とことん寄り添ってくれています。
この本のよいところは低血圧の理解が深まり、また自分でできる改善法を知ることができること。
そして、「理解されている」という安心感と、冒頭に引用したような言葉から、希望をもらえことです。
低血圧からくるいろいろな症状でお困りの方、ぜひ読んでみてください。本当に「バイブル」になると思います。