作品例を見ながら、用途、意味合いを考えたレイアウトの作り方、
色を変えるだけで目的が変わってしまう事がわかりやすい点や、
同じ商品をアピールするのに、写真の取り上げ方が幾通りも考えられる、
基本中の基本だが、ネタに詰まったときにこれを見ることでヒントが得られることは間違いないだろう。
また、過去は製版所のテクニックに頼っていた写真の色補正も
近年デザイナーが自分の手で行うようになり、基本的な肌色補正だけではなく、目的によって画像の雰囲気を変えなければならない、
画像のテクニックについての補足、
特色を使うときの注意点および知識をマスターできるところ、
エンボスなどのめったに使わないが、知らないと慌てるだろう特殊加工の見積もり他、
アプリケーションの違いや使い分け、共通点を挙げている点など
わかりやすく、基本であり、かつ高度な知識がまとまっており、
この本のタイトル「大原則」は偽りがない。
現場の作業で役に立つ、いつも手元に置いておきたい本だ。