もう一段上のSQL使いになるために
★★★★★
SQLの解説書・WEBの記事はあまたありますが、
その中でも本書は極めて分かりやすいものだと思います。
特に結合関連の説明は非常に明快で、
もやもやしていたものが一気に晴れます。
私自身、仕事ではOracle方言にずっぽり浸かっており、
where句でフィルタリング条件も結合条件もだらだら書いていたのですが、
本書を読んでからは、ここでの解説に倣い、
フィルタリングをwhere句で扱い、
結合条件はinner/outer join句+on+条件を用いる書き方に変えました。
その方が意味付けがしっかりしているので、コードが読みやすくなり、
そのコードを他人(特にSQLビギナー)に読ませることを想定すると
親切なんじゃないかと考えています。
全くの初心者には、お勧めではないとのコメントも多いですが、
最初に買う何冊かのSQL解説本を買うのであれば、本書を是非入れて欲しいです。
脱初心者のための最適書
★★★★★
SQLを全く知らない人が本書で独習するという用途には向いてない。
「SQLのチュートリアル的な入門書によっていくつかのパターンを習ってみたが、チュートリアルのパターンでは解決できないような問題に直面すると、どう書いてよいか分からず自信が持てない」といった初心者に向いている。
つまり、ひととおりSQLの文法は分かったのだが、SQLの動作原理について分かっていないため応用が利かない、という段階の人には非常に役に立つ。
原題は「Learning SQL」であり、全くの初心者を想定したものではないと思うが、邦題が誤解を招くタイトルになってしまっているのが残念。
現時点で、米国 amazon の評価では星4つ半となっている。
非常に優れた内容だと思う。
わかりやすいがMySQL依存
★★★☆☆
SQLの書き方について最初の3章でざっと紹介した後、各要素について詳しく説明していくスタイル。書き方も素直で,説明も多すぎず少なすぎずわかりやすい。いちおうMySQL, Oracle, SQL Server に配慮しているようだが,実際にはMySQLべったりのように見える。同じオープンソースのPostgreSQLへの配慮は全くない。「SQL」の入門書のはずだが,どこまでが標準の仕様でどこからがMySQLの独自仕様なのかが曖昧なところが多く、MySQL以外のデータベースソフトを使う際には注意が必要。さらにほとんどのコードの例がMySQLのコマンドプロンプトに対する入力のスナップショットの形式になっており,インデントが全くなくて非常に読みづらいのが大きな難点。細かいところに目をつぶれば,SQLの基本を短期間で習得するのには使えると思う。
入門書ではない点に注意を。
★★★★☆
「初めての」であって、「入門用」ではない点に注意してください。
一回、二回はDBをいじったことはあるけど、ちゃんと学んできて無い人が読むには最適かと思います。
DBについての知識が全くない人には、難しいと思います。