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眼球綺譚 (角川文庫)

価格: ¥605
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川グループパブリッシング
Amazon.co.jpで確認
歪みがあるからこそ美しい。 ★★★★☆
7作全てのお話に由伊(ユイ)が登場する
著者初の短篇集です。

ジャンルは怪奇モノっていうんでしょうか。
どこかで見たことがあるようで
ちゃんと綾辻サンのスパイスが効いている。
生理的にぞわわわわって来るモノの
どこか恍惚とその世界に呑まれてしまう。
そんな作品が多いです。

中でも、
1番最初に収録されている「再生」が私のお気に入り。
伊藤潤二先生の「富江」を彷彿とさせる作品ですが
(って言うとネタバレちっくかしら?)
あの世界観は私にとってヨダレモノ。
壮絶な再生力とは
なんて美しくて魅惑的なんでしょう。

綾辻サンというと
長編・本格派っていうイメージがありますが
この短篇集はとても読みやすいのでオススメです。
文庫サイズも出ているので
機会がありましたらよろしくドーゾ(*'ω`*)
eyeball story ★★★★★

恩田陸さんの書評を見て、読みました。

ジョルジョ・バタイユの書いた『眼球譚』という小説と雰囲気が似ています。
僕がおもしろかった話は、「再生」と「特別料理」です。
ふたつとも、不気味な描写であふれていますが、オチがしっかりしているので、後味がいいです。
どの話にも「由伊」という女性が登場しますが、別に関連性はない。
とあとがきで言っていますが、
読んでいて、混乱しました。
紛らわしいし、同じ名前なのだから、シナプスはつながってしまう。
・・・・・・なるほど、そこが不気味さの演出で効果的な役割を示している。
フォントを変えたり、空白をつくったり、アイディアを駆使していますが、そこが一番いいアイディアかもしれません。


一応、普通にホラー ★★★☆☆
綾辻行人なので、文章としては問題もないし構成も上手いです。

・・・が、この人のホラーは気持ち悪いとは言えても怖いとは言えない気がします。
頭で計算ずくで描いているのがありありと判るし、途中でオチが読めてしまうので。
ミステリなら計算ずくで書けないと問題ですが、
ホラーはすべてを計算してしまうと怖くないと言うか・・・
好きだけで書けるのならかなりのモノが出来そうですが、
生理的な部分で怖いモノが書ける奥さんの方がホラーやファンタジーは上手いかも。

引き込まれます ★★★☆☆
買ったわけでも借りたわけでもなく、そこにあったから読んでみましたw

自分は本を読むのはめんどくさいというほうなのですが、短編集なのでサクサク読めましたし、一気に読んでしまいました。

内容は、結構グロテスクでした。まあタイトルからしても結構いかついですしw

読んでいて情景が浮かんでくるところとかに、文章のうまさを感じました。
思ったより ★★★★☆
 面白かった。一番最初の話が一番面白かったかな。二、三本は確かに微妙なのもあるけど、ここまで書いてあれば及第点でしょ。