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人物ノンフィクション〈3〉孤高の戦い人―後藤正治ノンフィクション集 (岩波現代文庫)

価格: ¥1,080
カテゴリ: 文庫
ブランド: 岩波書店
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秀逸なノンフィクション ★★★★★
決して著名ではないが、作者は日本でも有数のノンフィクションライターだと思う。

沢木耕太郎のように、言わば主人公を自分に投影させて行く手法と比べると、後藤正治の
タッチはあくまでも柔らかく、そしてクールである。中々こういった書き手はいないと
思うだけに貴重な存在だと思う。

本書で秀逸と感じたのは伊達公子の章。関係者の話を総合し、これだけ特徴の無い選手が
世界のベスト4に入れるのだと言う事実は、ある意味驚愕であるし、見習う点も多々あると
感じた。
一瞬だからこそ永遠たるその光芒 ★★★★☆
氏の「人物ノンフィクション」集の最終巻。松井秀喜、小川良樹、福永祐一、北橋修二、上田利治、伊達公子、岡野功、古賀稔彦、谷本歩実、仰木彬の10氏を描いた七編からなるスポーツ集である。個人的には、プロ野球監督である上田(10.22の死闘)そして仰木(10.19の死闘)の両氏を扱った二編が何と云っても秀逸であった。

「勝負師とは”いい人”ではなく、人を押しのけて我を通す”嫌われ者”なのだ」(103頁)。
「スポーツ選手のありようも、またその内面も時代とともに移り変わっていく。だれもたまたま遭遇したその時代において時代的に生きるよりないのだ」(193頁)。

記録よりも記憶・・・