91年の劇場公開では記録破りの大ヒットとなった、アクション大作の第2弾である。本作はそのヒット作に、ジェイムズ・キャメロン監督自身が約14か所、計16分の映像を追加した特別版だ。劇場の上映時間から割愛された登場人物たちがよみがえる。また、アーノルド・シュワルツェネッガー扮するターミネーターの「脳外科」手術場面など、当時では画期的なSFXシーンが加えられた。コナー少年役でブレイクしたエドワード・ファーロングの魅力も、もちろん健在だ。ロバート・パトリック扮するリキッド・メタルは、アクション映画史上に残る名悪役といえる。(アルジオン北村)