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帝国ホテル・ライト館の謎 ―天才建築家と日本人たち (集英社新書)

価格: ¥1
カテゴリ: 新書
ブランド: 集英社
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ライトの複雑な実像への入門書 ★★★★★
女性関係のスキャンダルに追われる中、名誉を回復して一気にキャリアを押し上げたいライトと、帝国ホテルを世界的なホテルにするべく、門外漢から支配人に任命された林愛作の運命が交錯して、ライト館は生まれる。
開業日に関東大震災に見舞われるというライト館の数奇な運命を、ライトと林愛作の人生からを追っていく構成だが、ライトの出自や「タリアセン」、不倫のスキャンダルなどを紹介することで、ライトにとって帝国ホテルが極めて重要な意味を持った仕事であったことが浮き上がってくる。
ライト館の欠点や耐震神話の内側についてはしっかり叙述されているが、本書はライトの建築手法、建築哲学そのものには踏み込んではいないので、ライト館の建築についての解説を意図してはいない。
あくまで帝国ホテル、林愛作との交流を軸としたライトの評伝と考えるべきで、その点については短い分量に上手くまとめており、ライトや日本近代建築の入門として理解しやすいと思う。
ライトが、自伝その他の多くの面で(特に日本との関係において)、事実を歪曲・隠蔽していることは、もはやライトが巨匠として神聖な存在になった今だから興味深い。ライトの終生抱えていたコンプレックスが、自伝と事実との隙間に見えてくるようである。
また、戦前の建築学会における辰野金吾の権勢は、本書を読んで初めて理解できた。
次回作を期待する・・・ ★★★★☆
◇ライトについては、日本やアメリカに沢山の関係図書があるので、殆どのデータに新しいモノはないが、【生年の矛盾や女性関係のスキャンダルは有名】

◇沢山ある書籍のなかにこのような週刊誌的、又はテレビのワイドショー的な切り口での扱いは、あまり無いので、読み物としては面白いと思う。

◇遠藤と林の記述も筆者の主観は多いものの、良く書けている。

◇母親との関係を「感性による教育」とかいう本で読んだ事があるが、是非次回はライトと女性の関係を取り上げて欲しい・・・。

◇この値段【¥660】でライト館の謎が充分楽しめる作品ではあります。

◇それにしても、全てのマイナス要素を受け入れても、「帝国ホテル」のデザインは秀逸ですね。私も何年か前に明治村を訪れました。ライトは日本人もアメリカ人も大好きのようですね。

謎は全て解けた! ★★★★☆
「ライト館」、確か初めて目にしたのは中学校の歴史で使っていた写真資料集の中でした。目にした時は、これが帝国ホテルかぁ、くらいにしか思っていませんでしたが、そんな私も来年からはホテルマン1年生。この本に出会って、より帝国ホテル、ライト館に対する思いが強くなりました。ライト館?なにそれ?って思われている方も是非手にとってみてください。さぁ、「ライト館」を巡るドラマの始まりです!
ライトの疑惑… ★★★★☆
全く、他と違う視点から描いた快作。とても読みやすい。 ライト自身の話しは、多くの書物で読んでいたが、 ライトと日本人の関係やライトの心、または、知る人ぞ知る 疑惑がはっきり描かれていて、驚いた。 ライトを結構、盲信していた私には、目から鱗でした。 ライトの正しい評価をする意味にも、読む価値アリです。