ちょっと読みにくい。
★★★★☆
色々な医学的知識満載なのですが、ポイントがハッキリしないことが欠点です。確かに、理学的所見と問診によって、かなりのところまで鑑別可能なのでしょうが、少し時代遅れの感が否めません。しかし、これだけの知識があれば、急性腹症に関しては、自信をもってのぞめるのではないでしょうか。もう少し、システマティックに書いていてくれれば、星5つなのですが、、、
医学生、研修医は読むべき!!
★★★★★
『腹痛』。基本的で一般的だからこそ奥が深すぎる訴えです…。
この本はそんな腹痛について書かれた、1921年に初版が発行されてから改訂を重ねて出版され続けている名著!(日進月歩な医学界でそれだけの長期間読み続けられるということからもその素晴らしさは推し量れると思います)
豊富な診察と手術の経験と、おそらくは数多くの失敗とに裏打ちされた、深い洞察と外科医の誇りに満ちた文章は、読んでいて美しさも感じます。問診と身体診察と、そこから無機質な病名を並べるではなく病態生理を考え抜く姿勢は真似せねば、と襟を正したくなります。
医学生・研修医は一度は読むべき本の一冊、と感じます。ぜひ、一読を。
日本語版を読んだほうが絶対正解です。
★★★★★
先輩にすすめられてはじめは英語版を購入しました。しかし、私には英語が難解すぎて、読むのに大変時間がかかり意味もうまく理解できませんでしたが、日本語訳が出て、とても助かっています。救急診療において腹痛はほんとに奥が深いですが、この本は、教科書的でない、ちょっとしたコツのような内容が満載です。とくに、虫垂炎のところと、婦人科のところが私は好きです。教科書的な内容は理解している卒後の皆さん、ぜひこれはおすすめです。
当直の合間に
★★★★☆
「頑固オヤジによる解説!」という印象が強いです。オムニバス形式とでも言えばいいのでしょうか、頻繁に出くわすであろう各疾患、各病態が、章建てで繰り返し解説されており、鑑別疾患、その特徴的身体所見がいつの間にか頭に入る(であろう)という体になっています。解剖学の重要性についてももちろん随所に触れられており、検査に頼りがちな現状を批判する表現もありますが、自分のやり方(自分の病院のスタンダード)と比較してみるのも、また一興かと思います。量としては1日足らずで読めてしまうのもいいですね。
Copeの名著です
★★★★★
学生のころから知っていたCopeの名著で、
「いつか読まなきゃ」と思っていたのですが、
今回日本語版をみつけ即買いました。
価格的にも英語版とあまり変わらないので、
とってもよいお買い物だと思いますよ。
現在救急病院で勤務していますが、参考になる点が多数ありました。
学生さんや、研修医に御勧めの一冊です。
有名になるべくしてなっている本だと実感しています。
簡単そうで難しい虫垂炎の章は、さらっとでもいいので読んでみることを御勧めします。