株・債券の本質を捉えた投資法
★★★★★
『バフェットの法則』でバフェットが
「投資を勉強するなら、まずベンジャミン・グレアムの『賢明なる投資家』を読みなさい。」
と発言していたので購入しました。
しばしば狂った方向に動く市場に対して、
「そもそもなぜ株・債券に投資するのか?」を考えさせられる。
10年、20年のスパンで説明してくれているのがとても良い。
逆に本書を読むことで何が投機でバブルなのかがわかってきた。
市場の狂気に惑わされることなく企業の本質を見抜いて、債券・株に投資したい人にはお奨めしたい。
投資で一番大事なのは、時々壊れながらも長い期間で見ると正常に機能する市場に対し、正しい結果が得れるようにすること。
自分はこれを土台にしてショート・ミドルを取り入れようと思う。
大失敗は避けることができるだろう。
訳者の翻訳力が貧弱
★★★☆☆
本書はバリュー投資の教科書として、堅実な株式投資を目指す人にとって必携の書です。
しかし訳者の国語力が貧弱で読みにくい内容になってしまっています。
まるで中学生がテスト英語で訳文を書いているかのような文章が散見され、せっかくの良書が台無しになっていると感じました。
原書の内容は素晴らしいだけに、実に残念な作品になっています。
絶対読み逃せない株式投資本
★★★★★
株式投資における最重要本。何をもってもまずこの本を読まなければ
株式投資に関してわからないというほどの株式投資のバイブル。
まず上巻は投資と投機との相違から始まります。
そして現代の投資理論の基礎となるポートフォリオ理論を解説しています。
これをグレアムは保守的投資家と呼んでいます。
そして上巻の最大の読み所第五章「防衛投資家のための株式選択」
ここには現在のインデックス・ファンドのベースラインとなる
ポートフォリオ変更、ドルコスト法、「リスク」概念とあらゆる基礎的な手法を
挙げています。
その条件を全て満たしているのはダウ平均株価(日本だと日経平均株価にあたる)
を力説しています。
これから株を始められる方、今まで株をやっていあたけども、基本的な株の
知識を得たいと言う方は必読の書です。
珠玉の投資本
★★★★★
読んでいてこんなにも感動した本はあまりないです。前作の「賢明なる投資家」も素晴らしかったですが歴史的名著であっただけに取り上げられている事例がかなり古いものでした。しかし、この「新賢明なる投資家」ではグレアムの文章はそのままにジェイソン・ツバイクが各章の末尾に現代の事例などを注釈で解説していることによって、内容が格段にわかり易くなりました。
90年代末のドットコム・バブルもグレアムの考え方が現代にも上手く通用することを見事に示してくれました。
ファンダメンタルズの投資法の解説書ですが、ノウハウのみならず、投資家自身の心理に対しても多大な研究がなされています。まさに投資は自分自身との戦いなのです。
こんなにも価値の高い本は他にあまり見当たりません。
プロ・アマ問わず、全ての投資家に高い啓蒙をもたらす本だと思います。
前のタイプもよみましたが
★★★★★
注釈がよいですね。非常によみやすくしあがってます