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こんな上司が部下を追いつめる―産業医のファイルから (文春文庫)

価格: ¥576
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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心理学の初心者なら☆4 ある程度の知識があるなら☆2.5かな ★★★☆☆
ケーススタディーの例が豊富です。かなりリアルな説明がなされているので、イメージアップ
しやすい利点があります。ですから、今まで心理学を学んだ事がない。カウンセリング、
メンタリング、コーチング、傾聴、共感的受容等の言葉にピンと来ないならば、ハードルの
低さを評価して☆4つです。それに心理学系のスキルや考え方を学んでいなければ、今まで
と全く異なる角度の哲学に触れられるチャンスもあると思います。
ある程度の知識を持っている人なら、物足りないかもしれません。
メンタルヘルスケアの教科書 ★★★★★
今までも多くのメンタルヘルス関連本を読んできたが、この本はベストだと思う。実例を挙げ、筆者の経験を挙げ、フィジカルなメカニズムを説明されてとてもよく理解できた。メンタルヘルスという言葉自体は最近聞かれるようになったが、一体どういうものか理解しにくく、また、広範囲に亘っている。この書を読めばだいたいの感じが掴めると思う。また、文章も読みやすくわかりやすい、構成もよくできていると思う。今後も時々この本を読むことになるだろう。
職場のうつ病のケーススタディと対処法。上司はマネージメントの立場から、部下はマネージされる立場から、本書の提出する現実を知ることで悲劇を回避する努力が必要。 ★★★★☆
人を指導して諭す立場に立つ人は必読と思う本。
また、従ってはいけない上司を回避するためのすべを得るために、
上司を持つ労働者も読んでおくべき内容。

不幸な上司を持ってしまったが故に、
うつ病・過労死・自殺にいたってしまった症例をいくつか提出し、
これらの悲劇の予兆・予防策、不幸にもこれらが起こった場合に、
どのように対処するべきなのかの指針となっている。

一般的なメンタルヘルスの本と比べて違うのは、
精神的疾患・ストレスが原因で引き起こされる肉体的な疾患
(心筋梗塞・肺炎・37度程度の下がらない微熱)
について、しっかりと記述されていること。
どうしても、うつ病・心の病に偏重している内容の本が、
このタイプの本には多いので、”身心相関”なのだなと、
再確認をさせてくれる。
精神疾患の原因は「上司」にあり。 ★★★★★
産業医という現場に精通した立場から、崩壊し始めている職場の人間関係に対する洞察は非常に参考になりました。過労死、過労自殺、精神疾患による長期療養など結果は様々な形をとりますが、原因はほぼ同様です。殆どの場合職場での精神ストレスは上司との間で起こります。過労とは、過重労働ではなく過ぎたる疲労ということで、長時間労働よりも上司とのコミュニケーションの問題、いじめ、自由度の少ないマネジメントなどによる精神的な疲労が影響が大きいのだそうです。書類を持ってゆくと何も言わずに「はい、やり直し」という上司がいますが、これなどは典型的な例です。本人は部下の育成のためと言いわけをするのですが、部下は容赦なく追い詰められてゆきます。経験的に、ほぼここに書かれていることは納得がゆきましたし、ぼんやりとしていたことに言葉が与えられ問題点を明確にすることができました。産業医が今やヨロズ相談所のようになっていると書かれていましたが、今の企業というのは人を病気にしてしまうシステムが作られているように思えて仕方ありません。職場環境、職場のコミュニケーションを良くすること以外にこの状態から抜け出す方法はないようですが、そのことに気付いている「上司」がたくさん現れなくては解決してゆかない問題です。さらに「上司」には「上司」がいますので、そうやって考えてゆくとこれまで培ってきた日本的経営が破綻しかかっているのではないかと思います。企業は最高益をあげながら豊かになれず、非正規従業員を増やして、景気後退になった途端に雇い止めを始めるのはこれまでになかった日本企業の行動のように思えます。グローバルな競争はこういうものしか残さないのでしょうか。今こそが考え直す時期であると思います。
関係ないと思わないで ★★★★☆
最近心の病が増えている。
「どこも人手が足りないから仕方ないんだ」
「自分はモーレツ社員でがんばってきた、最近の若いもんは甘えている」
というだけの問題ではない。

簡単に楽に読めてしまう、最近の安易なハウツー本系の本でないところも好感が持てる。