受け取られる方が不快に思われるような、傷みのひどい本、見苦しい本などは扱っておりません。本品はカバーによく見ると細かい線が入っている程度で、あとは目立つような傷・汚れもありません。本文は使用感もなくよい状態です。気持ちよく鑑賞していただけるのではないかと思います。専用書庫にて保管しております。ご注文確定後、速やかに送付いたします。
机上の空論か・・・・。
★★☆☆☆
理論としては整理されていますが、正直難解で実用には向きません。
「経営学」は現場での実践を前提とすべきこと、かつ本書が「新書」であることを考えるとあまり評価はできません。
日本ではナレッジマネンジメント分野の専門家が少ないこともあり、皆さん消去法で本書を手に取るのではないでしょうか・・・・。
もし、実務上ナレッジマネジメントの予備知識が必要なら、【第2章】p.69「4つのタイプ」から、【第3章】p.130のSECIプロセスの終わりあたりまで、余裕があれば、続いて【第4章】の前半ぐらいまでで十分でしょう。
(【第4章】後半になると、「場所ニューロンがラットの海馬体の・・・・」という具合に、経営学とはおよそ関係のない記述があり、面喰いますよ。)
ちなみに本書は、99年に発刊され、02年に第7刷となっておりますが、それ以降は刷を重ねていません。一時「ナレッジマネジメントブーム」で注目を浴びたものの、その後の世間一般の評価は、あまり捗々しくないようです。
場をデザインする
★★★★★
知識経営のすすめという表題に胡散臭さを感じた。
第4章が、場をデザインするという題目になっているので、逆に、親しみを感じた。
知識では役に立たないが、場が共有できれば、役にたつかもしれないからだ。
内容が、やや抽象的すぎて、現地、現物の地から強さが感じられない点が、読み終わった不安感をかきたてている。
結局、経営は不安との戦いなのだろう。
論理展開の根拠が曖昧ではないかなと感じます
★★☆☆☆
色々な事例を引用しているが、夫々の事例の効果が具体的にどのようなことであったのかが理解できませんでした。個々の事例の効果を具体的にどのように確認したのかを明確に示すべきであったのではないだろうか。
野中理論のガイド本
★★★☆☆
この本の刊行は99年。既に「知識創造企業」などで評価を得ていた野中氏の経営理論の、いわばガイド本的な内容となっております。それだけに、具体的事例の紹介や手法の掘り下げまでは紙幅が足りなかったのでしょう(新書だけに、もともとそういう割り切りで書いたようにも感じます)。野中氏の著作を読んだことがない人にとって、ガイドブック(イントロダクション)として有益と思います。
ただ、個人的には、野中本のいわば王道である「知識創造企業」のほうが、ボリュームはあるものの、非常に詳しい解説と豊富な事例が掲載されているだけに、かえって理解しやすかったです。
野中氏が提唱する「ナレッジマネジメント」「知識経営」「場」などは、今ではすっかりおなじみになりました。類書もたくさんでていますので、今(2007年)から野中本を初めて読む人なら、他の野中本から読むことをオススメします。
KMの実践こそBSCのフレームワークがキーポイント
★★★★★
KMの実践またKMの効果に関して中々現在の経営者は本気にしない。
つまり投資対効果がKMではありえないと思い込んでいるのであろう。
しかし、KMでなくても経営革新の施策とは「熱さまし:トンプク」の様
な効果などある訳けがない。経営者は着実に継続が力 としての革新
施策と即効性のある経営革新施策とをしっかりとマネージメントした上で推進
す可きである。
この書籍は経営施策と言うより経営理念:経営哲学の領域
に足を踏み入れている内容である。優秀で意識の高い経営者はその琴線
に触れるであろうがそうでない経営者はおそらく懐疑心しか湧かないで
あろう。その様なレベルの低い経営者はこの書籍とBSCの書籍の
両方を勉強す可きである。キャプラン・ノートンの論文を読め!と
云っても同様な消化不良を起こすだろうから この4月に出版された
日経ムック版 バランススコアカード徹底活用 を 熟読されることを
推奨したい