ゲイリーハメル（「コア・コンピタンス経営」「リーディング・ザ・レボリューション）他による、企業パートナリングの戦略論。原題を訳すと「アライアンス競争優位：パートナリングによる価値創造の手法」となるのでしょうか。アライアンスは、騒がれているわりには、まともな日本語の本がないのは残念ですが、本書には、チバガイギーやGEなどの事例を散りばめながら、アライアンスとは何か、自社の市場ポジショニングと価値創造の考察、戦略的共通性の導出、コオーペティション、アライアンスの維持運営など、経営戦略の観点から、アライアンスのライフサイクルとパターンについて、わかりやすく論理を展開しています。翻訳本としては訳はこなれていると思います（原著の出来がよいのかもしれません）。日本企業の現場にありがちな「一緒にやりましょうよ」と飲み屋で語り明かすのもいいのですが、やるからには、現場レベルでなく、ちゃんと理論的合理的な武装をしてから、全社レベルで取り組みたいものです。ということで、大変勉強になりましたので★５つ。

アライアンス戦略をする場合の注意点が詳細に書かれている。
事例は古いが、内容は現在のアライアンスに利用できるため、このままで十分楽しめる内容です。
key wordは、first movers advantage,co-option,cospecialization,学習と内部化であり、この内容がわかる人は読む必要はありません。

joint ventureとallianceは何が違うのか、そして何故allianceなのかを理解したい人にはお勧めです。

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A much better book than Gary Hamel's other work, "Leading the Revolution", published just as the revolution came to an abrupt end.

The basic idea of the book is in the title and sub-title (see also the brief of the Editorial Reviews above). Throughout the book, it is expounded upon, explained in vivid terms, with abundant examples and quotable catchphrases, as befitting two bestselling management gurus.

Unlike lesser management books, however, the very idea, while not revolutionary, is worth revisiting. The management consultant aside, it is worth a corporate executive's time to re-examine (the book is only marginally verbose and lengthy, at 300 pages)--it may not have him arrive at the company the following week, burning with passion to rebuild structures and methods from top to bottom, but a placid understanding of the essence of alliances is certain to provide him with greater breadth of vision.

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