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〈歴史・時代小説ファン必携〉【絵解き】雑兵足軽たちの戦い (講談社文庫)

価格: ¥535
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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歴史・時代小説ファン必携の図解つき雑兵足軽入門 ★★★★☆
「徒歩の雑兵といっても、その内実はいろいろで、どこからどこまでが『雑兵』の範疇に入るのか、そのあたりは当時の人々でもよくわからなかったのではないだろうか」。

鎌倉時代以降の日本の歴史の中で、雑兵や足軽が果たした役割とその内容を追う一冊。記述が具体的。身なりや道具や合戦の様子が所々絵によって補足説明されており、分かりやすい。主役は雑兵と足軽たちなので、有名な武将の名前が次々登場してそのエピソードが披露されるというような本ではなく、足軽や雑兵の実像とその変遷をいろいろな角度から詳しく解説している。

元寇と悪党と倭寇の意外な関係。応仁の乱と足軽。弓や槍や鉄砲の普及がもたらした影響。農村社会の変遷との関係。大名達が足軽たちをどのようにして組織化していったのか。普段あまり触れらることがない、医療、略奪、食、排泄、女や商売人といったことについても、それぞれ章を裂いてわかりやすく説明されている。見た目は小ぶりだが、中身は濃い。

足軽と近代の日本軍の兵隊の扱いとの共通点を指摘した部分は、多少の皮肉がこもっているとはいえ、いいところを突いている。
うならせる細部描写 ★★★★★
 雑兵、足軽の武具の細部、行動様式から始まって
該博な知識に基づく描写に舌を巻きました。

 普通に読んでいると消化しきれない程細部が説明
されるので、軽い感じの表紙と文庫だということで
何気なく手にすると良い意味で裏切られると思いま
す。
日本史ファンなら必読!! ★★★★★
足軽の成り立ちと進化が、かなり詳しく書いてます。値段と釣り合わないくらい詳しいです!!
歴史的背景、武器、戦法が相互に影響し合いながら、近世的足軽へ進化していく様子が、上田信先生のイラストとともに、とても分かり易く解説してあります。
前作「戦国武士の合戦心得」が気に入った人なら是非買うべきでしょう。

面白いのは、江戸期の足軽と大日本帝国陸軍兵士の類似性を(最後にちょっとだけ)指摘している事!確かに陰湿ないじめや待遇の悪さは、同じDNAですね。イラストで並べると、あまりにも似ているので笑えます。
タイトル通り、 ★★★★☆
主に雑兵の視点から戦場の様子が描かれている。
戦国時代や合戦を、ミクロの視点から見られる良書。

読んでいて人間が武器を持ち、命を奪い合うことの峻烈さが垣間見える気がした。

殊に、武器・防具・携帯品の合理性、武器別の戦い方、
陣中での生活(食、排泄、医、博打、盗み、略奪、女、商売)
など、最下級の兵士たちの姿をほうふつとさせる章が面白いと思った。

「下級兵士の発生」から「江戸期以後の足軽」まで
時代を追って雑兵たちの歴史を眺めることが出来る。

また、戦国時代好きには、時折挿入されている『雑兵物語』からの抜粋が大変勉強になると思う。

ただ一つ、細かいことを言うと、編集のツメが甘いところがある。
15ページの「お貸し刀」と言う挿絵の解説にいきなり、
「そんな薩摩藩も、、、」と、
冒頭からそれまで、薩摩藩の話なぞ、これっぽっちも出ていないのに、
いきなりそんな表現が出ていて、「げ、落丁本か?!」と思った。
が、前後を見るとどうもそうではなく、結局、かなり後に、
ほんの少し薩摩藩に触れているところがあり、そこと繋がるのだということがわかった。

内容は☆5つ。
安直な雑学本ではない ★★★★★
タイトルとパラパラとめくった印象から、足軽たちの生活を述べたものだと思って読み始めましたが、歴史的事実の解説も多く、平安末期から幕末までの歴史の勉強にもなります。
戦い方の変化が武具を変え、逆に武具の変化が戦い方を変えるといったことがわかると、歴史の流れの必然性が理解できるように思えます。
決して安直な雑学本ではありません。