まず、情報が古い!・・・ま、しかたないんだけど、誤解のないように読んでもらわないと、「現在の」ロシアの生活を知ることなんて出来ないと思った。ま、「最新の」とうたわれてはいても、出版されるまでに時間がたっちゃうんだけど。
そして、ロシアに対する「愛」が感じられない!
もちろんシニカルな指摘の中に見え隠れする「想い」は通じないではないけれど、もっと愛をもった眼で見て記事やコメントを書いて欲しい。厳しいことを言わないで、甘いことばっかり言ってろ、っていうんじゃない。変に茶化した書き方をせず、もっと客観的、かつおもしろく書けっていいたい。
ということで、自腹を切って買ったし、処分もしてないけ!れど、この本は嫌い。
そう、そんなプロブレーマ(プロブレム)だらけのロシアを、いかに楽しむか。そこらの観光ガイドや、旅行記とは違う。笑う中にも、チョコレートのレトロな包み紙デザインや、シンプルかつ強烈な道路標識デザインに感心したり。是非是非この本で、近くて遠い謎の隣国ロシアに親しみを感じる人が増えて欲しいと思う。