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メディアの興亡〈上〉 (文春文庫)

価格: ¥8,765
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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圧巻のノンフィクション ★★★★☆
新聞が職人の手による活版で作られていた時代から、
コンピュータによる製作を考え、実現しようとした男達の物語。

そこには、往年の新聞メディアの状況、そして政治の状況等々
当時の時代の息吹ともども、見事に凝縮されてます。

よくぞここまで取材されたな…と思わせるほどの緻密な内容。

なおかつ面白い!
ノンフィクションを超えたノンフィクション ★★★★★
主に日経新聞社のコンピューターによる新聞
製作プロジェクトと毎日新聞社の西山記者事件
(外務省機密漏えい事件・・・非倫理的取材による)
の推移を対比しながら、新聞社の経営姿勢や
プロジェクトに拘った経営者・担当者・メーカー
(IBM)担当者の苦心を余すところなく表現。
つまり、「興」と「亡」の対比でもある。

緻密な構成と元新聞記者の筆者の筆力が
ノンフィクションとは思えないほどドラマティックな
読み物となっている。

山崎豊子氏の最新作が西山事件を扱っているので、
両方読めば、そのテーマについても面白い
比較ができるだろう。
「コンピュータで新聞を作る」 ★★★★☆
「コンピュータで新聞を作る」

 という、コンピュータがここまで発達・普及した現在だと普通に考えられることが、
昭和40年当時、「アポロ宇宙計画に匹敵する難事業」であったこと。

 そして、昭和40年といえば、山陽特殊鋼や山一證券の経営破綻という前年までの好景気から一転した
大不況の真っ最中・・・新聞社もその例外ではなく、
どこも経常利益1〜2億/年の頃、全国展開のための営業費増と新社屋建設ラッシュの結果、
毎日新聞社は200億余の借金、日本経済新聞社も100億余の借金を抱え、青息吐息の中で
産声をあげたプロジェクト。

700ページ余の大分の本書、コンピュータ導入による活字・職工の全廃という
「革命」を狂言回しにした
 昭和40年代〜52年に毎日新聞が新旧会社に分離するまでの新聞業界史でした。
新聞社の戦国史を描く歴史的書籍 ★★★★★
五大新聞(読売・朝日・毎日・産経・日経)の戦国時代を、日経新聞を中心に描く歴史的書籍である。話題の中心には、日経新聞を中心に進め
られた新聞製作の近代化が描かれているが、同時に、新聞各社の戦いの歴史がリアルに叙述されている。戦後、五大新聞はメディア企業として
どのように戦い、販売部数という領土を獲得していったのか。その歴史自体に関心のある人にもお薦めしたい書籍である。
やっぱり人間が面白い! ★★★★☆
ITが声高に叫ばれる前夜、日経新聞がいかにコンピュータ化を実現したかのドキュメンタリーです。
仕事は働いている個人一人一人により実現されるという基本的なメッセージが聞こえてきました。
やはり苦労の先にいい仕事はあると思いました。