他の人には悪いですけど
★☆☆☆☆
この本を本当に感動の名著と感じる人は、奥菜秀次の「捏造ジャーナリスト 落合信彦」を読んでから判断する必要がある。落合支持するか奥菜を支持するかは各個人が決定することなのかもしれないが。
古き良き、熱きアメリカ
★★★★★
8年前に買った本ですが、未だに本棚から引っ張り出しては何度も読み返します。
絶望的に思えるほどの逆境を乗り越えて自分の人生を切り開こうとする主人公と、
そんな東洋の青年の熱い思いを受け止める、懐の大きな「古き良きアメリカ」。
2つのエネルギーがお互いを触発し合って燃え上がるように、物語が進んでいきます。
それに加えて文章からにじみ出る当時の空気感や、アメリカに対する筆者の愛情が
各々のエピソードをいっそう魅力的にしていると思います。
こんな時代のアメリカに留学してみたい・・と思ってしまいますが、
やっぱり時代に関係なく、本人の心持ち次第なんでしょうね。
アメリカの失はれた肖像
★★★★☆
先ず、私個人は、落合氏が持つイスラエル右派に対する共鳴の姿勢など、落合氏の姿勢の全てに共鳴する者ではないし、落合氏が書く事については、「何処まで本当なのか?」と言ふ気持ちを持って居る事は、率直に申し上げておく。その上で言ふが、氏が、自身のアメリカ留学時代を回想したこの本は面白かった。サブプライム危機やイラク問題に揺れる9・11後のアメリカを考える上で、アメリカの過去を振り返る事は大切であるが、その上で、一人の日本人が見た「あの時代」のアメリカを描いたこの本には、一定の価値が有ると思ふ。
(西岡昌紀・内科医/湾岸戦争開戦から17年目の日=阪神大震災から13年目の日に)
読み物としては面白い
★★★★★
誰でもわかるでしょうが、中身は嘘八百です。おそらく90パーセント以上がフィクションでしょう。でも、文才は誰もが認めるものであり、息をつかせぬ展開で読者を楽しませます。
留学生、留学を志す人に読んで欲しい
★★★★★
落合氏のアメリカ留学体験記。
今では想像が付かない位日本が貧しい頃、更にその貧しさに輪を掛けたような極貧の家庭から努力、工夫で留学を勝ち得た、そして留学を完了した落合氏の熱い自伝である。
豊かになった日本から留学するのは経済的には楽になったかも知れない。
しかし、精神的厳しさは氏の時代と変わらぬはず。
そんな留学生、留学を志す人のエールとしてこの本を贈る。