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RAVE TRAVELLER―踊る旅人

価格: ¥24
カテゴリ: 単行本
ブランド: 太田出版
Amazon.co.jpで確認
生きた(サブ)カルチャーの追体験。 ★★★★☆
非常に面白く読めた。

最初は、レイブとド○ックにはまった人のありがちな賛美の本なのかな、
と思っていたが、作者の実体験の部分が主観性と客観性が非常にバランス良く
叙述されていた。この辺は小説家でもある作者の面目でもあるところか。

レビュアーは、筆者よりもやや下の世代なのだが、90'sの東京で起こっていた
ムーブメントは大学進学で東京に上京してきたばかりの青春期もあいまって
十二分に影響を受けたものであったから、多感な若かりし頃の実体験が
よみがえってくるようだった。

また、レイブ・踊ること の精神的、文化的な背景にも要領良く簡潔に触れられていて、
筆者はただの遊び人なのではなく、なかなか学のある人であるということも
感じられた。

個人的な意見としては、トランスはレイブの音楽としては最強だが、躍らせる・飛ばすことに主観が置かれすぎていて、素面で冷静になって聴いてみると、音楽性の面で物足りないな、とは思っていたが、それは清野氏も同じように感じていた部分があるようだった。

ただ、内容はサブカルチャーの本としても清野氏のドキュメンタリーとしても小説としても満点なのだが、誤植が多く(レビュアーの見つけただけでも5,6箇所あった)折角版を重ねているのだからこの点は直しておいて欲しかった。ですので☆一つ下げておきます。

踊るしかない ★★★★☆
パンクから始まりインドへ求める先はなんなのか、サイケデリックゴアトランス。踊るためだけに作られた音楽。そして、世界同時進行。
トランスの始まりから政治的な話まで、トランス中級者におすすめ。
とりあえず、踊りましょう
レイブ=サイケデリック、トランス!!! ★★★★★
 レイブそれは「野外(もしくはそれに近い場所)でハウスやテクノ、ゴアにサイケデリック・トランス等を聴きながら集団で踊り明かすパーティーをいう。60年代のヒッピーたちによるサイケデリック・ムーヴメントとレイヴはエクスタシー・カルチャーという点で共通する。

 レイヴと音楽、音楽とトランス、トランスとエクスタシー、そして踊りが加わることで脳波に及ぼす意識変容効果、レイヴこそ現代のサイケデリック・ムーヴメントであり、スピリチュアル・メッセージである。
 基本的にレイヴ好きの人が読むぶんには楽しめると思います。とくに、ラヴ・パレードのレポートを僕は読んだことがなかったので・・。

レイヴカルチャーの入門書として ★★★★☆
レイヴとは何か? ディスコで踊るのと何が違うのか? レイヴ・ムーブメントの背景とは?
それらのことが日本、ヨーロッパ、インドと「踊り」歩いた著者が詳しく説明してくれる。
小さな文字で情報量が多く、写真も素晴らしい。