「本当はどうなのか?現地の人はどのようなことを思っているのか?」このように真実を知りたい、もう片方の意見も聞きたい、という人が日本には多数いる、その事に誇りをもたせてくれる著者であり、本でした。最近の中村医師の日本での講演にたくさんの人が参加されるというニュースも報道されました。
人権問題、女性の権利についての報道に本のなかで著者は、「農村で汗をながし働く女性をその中に含んで考えているか?」と疑問を投げています。また、救済活動にあたるべき組織の実態など、皆さんが知りたいと思っている現地での活動内容が記されていて、報道の真実を見抜くバランス感覚をつけたいと考える皆さんの期待!!を裏切らない一冊だと思います。