偉大なる軽薄映画の雄
★★★★★
細かいことなど考えず、脳天気に楽しむために必要な三種の神器
ノリのいい音楽・軽快な映像・直線的なストーリーを
最高レベルに充実させた「軽薄映画の雄」と呼ぶにふさわしい一作です。
余計な部分(登場人物のトラウマ・ラブストーリーなど)を入れない点も
素晴らしいです!!!。
最近はこのような「真の軽薄映画」が少ないので
特に本作のありがたみが身にしみます。
ポリスアクションの方向性を変えた大傑作!!
★★★★★
この作品、エディ・マーフィ=ビバリーヒルズ・コップと言われるほど、
彼の出世作であり代名詞的な大傑作ポリスアクションですね。
それまでのポリス映画は、凶悪な犯人を凄腕デカが退治するって硬派な作品がほとんどでした。
この作品は、主演のエディ・マーフィにコメディカラーを打ち出し、
ライトでフレンドリーな要素を取り入れたことで大成功をおさめました。
この作品以降、アクションポリス物は主役にコメディ要素は不可欠となり、
コンビのやり取りに面白味を出したバディムービーも数多く制作されました。
ですから、この作品の果たした役割は多大であると言えるでしょう。
さて、内容は、デトロイトの刑事アクセルが、犯人を追ってロスへやって来て大暴れでもないか、
しゃべくり捜査を繰り広げるって感じです。
取り上げて、ド派手なカーアクションやドンパチが楽しめるわけではなく、
終始、エディ・マーフィのトークで進んでいきます。
現在の作品からすると物足りない感じかも知れませんが、意外と退屈することなくトントンと楽しめます。
ひとつは、よそ者としての待遇に負けないアクセルの前向きな姿や、
お堅いロス市警の面々を出し抜く痛快さなどが観ていて気持ちいいからでしょう。
相棒となるデコボココンビの人柄までも変えてしまうアクセルが実にカッコイイのです。
そしてもうひとつは、全編に流れる80年代ポップスが場面場面にマッチしていて、ご機嫌なことです。
有名になったハロルド・フォルターマイヤーのテーマは、ワクワクしますもんね。
更には、サクセルの友人役女性リサ・アイルバッカーの存在感も見逃せません。
彼女の声と目にやられちゃいますよ。
と言うわけで、これも80年代を代表する作品なので、超おすすめしますよ!!
ビバリーヒルズの高級住宅街を見学
★★★☆☆
デトロイトでの大型トレーラー車が暴走する場面をみると、これから先はもっとすごいぞと思わせたのだが、ビバリーヒルズに乗り込んでからは並みの映画になった。英語がわからないのでエディ・マーフィーのジョークのおもしらさが理解できない。それでおもしろさが半減するのかもしれないが。
ストーリーは意外性も合理性もなく常識的で平凡だ。筋を書いても意味がない。都合がいい部分が多いが、それは気にならなかった。本作品は初めからそういう種類の映画だからだ。ただ俳優の顔を見ていればそれでいい。よい点は、本作に限らないが、脇役陣の層の厚さで、それぞれの俳優の個性を楽しむことができた。
NO.152「ひ」のつく元気になった洋画2
★★★★☆
<元気コメント>
常に相手を煙に巻いてしまう明るさが憎めない。
こんな友が一人欲しい。
カルチャーショックコメディーの代表作。
★★★★☆
そもそもこのマーチン・ブレストという監督は、待遇や身分の差を面白おかしく作品にすることで定評がある。これはその代表作だといっていい。警察もLAとデトロイトでは全然違う。ビバリーヒルズに乗り込んできたデトロイトの刑事の奮戦が面白いのである。確かに凝ったストーリーでもアクションがド派手というわけでもないが秀逸な1品である。