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エリザベート3 運命の歳月 [DVD]

価格: ¥4,000
カテゴリ: DVD
ブランド: 東宝
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ベネチア行幸シーンは圧巻 ★★★★★
本作では、皇后エリザベートが堅苦しいウィーンの王室を嫌い、ハンガリー滞在中に自由を謳歌している最中から始まります。
ウィーンで離れて暮らす皇帝フランツとの夫婦の溝や、お互いに他の異性からの愛の告白を受け、夫婦間の危機が訪れる様子も描かれていました。
ウィーンに戻っても、エリザベートの肺の病が発覚し、転地療養のため、エリザベートとフランツは再び離れて暮らします。
映画の中では、転地療養先のマデイラや、旅行先のギリシャの美しい景色も楽しめると思います。
そして何より圧巻なのは、オーストリア・ハンガリー帝国支配下の北イタリア訪問のシーンでした。
北イタリアでは、ラデツキーの虐殺によるオーストリアに対しての反感が強く、民族の独立運動が高まっている最中での、皇帝夫婦の行幸です。
暗殺されてもおかしくないような状況の中、軍隊よりも、エリザベートには民衆の心をつかむ力がある事を如実に物語るシーンでした。
ミラノ・スカラ座で、皇帝夫婦とオーストリアへの反発と侮辱ともいえる、オペラ「ナブッコ」の中の名曲を合唱する、イタリアの民衆へのエリザベートの対応が見事。
また、ベネチアの大運河(グラン・カナル)での、大行幸シーンは大変見ごたえがありました。
実際、ベネチアを始め帝国支配下の各地で、エリザベートの美しさを見るために大勢の人々が集まったという逸話が残っています。
劇中の台詞「暗殺よりも黙殺が怖い」という皇帝フランツの不安を、ものの見事に吹き飛ばした、皇后エリザベートの魅力がふんだんに描かれた作品だと思いました。
衣装も、室内装飾、小道具に至るまでさらに豪華さが増していて、目の保養になります。

本作では、エリザベートの自由主義と旅行熱に振り回される大佐の、各国の美女との甘いロマンスが笑いを誘ってくれました。