後にハリウッドで超メジャーにのし上がるサムライミの出世作で、個人的には最高傑作。これでもかと映し出される悪趣味で露悪的な映像の数々。本作でサム・ライミが最も情熱を注いだのがこの点だろうと思われます。悪霊たちの特殊メイクのセンスも素晴らしく、特撮も予算はかけてないんだろうが、とても工夫されていて説得力ある映像に仕上がっている。本作は当時、学校とかでも話題になってました。スプラッター恐怖映画の極北に位置する映画で、「恐怖を突き抜けると笑いになる」というのを体現するような作品です。DVDも手に入らない時期が長いのですが、ブルーレイはいつになったら出るんだろうなぁ…。

サム・ライミは本作で恐怖映画でやりたいことは全部やり尽くしたのか、続編の２では大胆に路線を変更しますが、そちらも大傑作でおすすめです。「死霊のはらわた」って邦題もハマってて秀逸ですよね。

　青少年時代に見た時と、同じ恐怖！！　作り物と分かってても怖い。でも、ホラー大好き人間にはサイコ〜！！！
　何度見ても飽きない要素があります。　ただ、特典映像の内容がチョット・・・？？

この映画はトラウマになりました。
ビデオレンタル黎明期にすでに近所の店にありました。（近くに2000人の狂人とか置いてあった）
数あるホラービデオのなかで群を抜く怖ろしいジャケット写真。殴り書きのタイトル文字。
怖すぎて中学生には借りれませんでした。

で、友達と夜中に集まって見ました。怖かったー。食欲なくなっちゃった。
それ以来トラウマになっちゃった。


続編などは素直に面白くて（→つまりすこしも怖くない）どーということはないんですが、これは別。
いまでも怖いです。最近のホラーはなんかよりずーーと怖いですよ。

DVDを所有してますが、どこか今でも怖くて気楽に見れません。（じゃ、なんで買ったのか…）

エクソシストは世界観が厳格な作りですがこれは若者5人が山小屋で悪霊に襲われるだけの内容。
襲われるパターンは最初は木が女をレイプしてその子が悪霊にとりつれて他の者に次々感染していく。
感染するとリンダブレアよろしく顔に変なメイクして（こちらは油絵の具で落書きした程度）オバカなせりふをいうゾンビと化す。
表面的な血しぶきのグロさだけ特化した映画です。
これがスプラッターの元祖というらしいがなるほどスプラッターは軽い映画が多い。

今見ると、昔の作品の方が表現がよりスプラッタですね…
最近の作品は照明を落として、
音や影などでおどろおどろしく描きますが、
あんまりモロじゃないですから。

演出や表現、音響なんかが現代とかなり違って
とても新鮮な気持ちで見られました。

いろいろな解説のバージョンが収録されているので、
台詞を吹き替えにして解説を字幕にしながら見たりすると結構興味深いです。