エクソシスト3
★★★★★
個人的に宗教ホラー?の中では1番面白い!!
密度も濃いしエクソシスト2が3を観ると霞んでしまう。 ただ、リアリティや宗教的な部分を重点におくとエクソシスト1、2の方がリアリティはある気がします。
この作品はシリーズの中でエンターテイメント映画として1番面白く感じます。
特典映像つきDVDです
★★★★☆
昔、ビデオを借りて何度も観たこのエクソシスト3。作品の良し悪しはもうすでにたくさんの方がレビューを書いておられますが、私個人はエクソシストは1より3のほうが好きです。今回、このDVDを今さら購入するのかと少し迷ったのですが(なにしろビデオテープがのびるくらい観たし・・・)買って正解、映像はキレイだし、ジョージCスコットらのインタビューはあるし(短いけど)、メイキングまでついてるし。特典映像のことを商品紹介欄にちゃんと書いてくれていればもっと早く購入したのに。また当分この作品にはまりそう。
第一級のサスペンスホラー
★★★★★
第一作は、ホラーとしての様々な映画手法を見せてくれた。当時、それまでとは違った「静かな怖さ」を前面に押し出し、ストーリーの大半を同じ室内で撮ることで恐怖感を増長させる上手さに見入ったものだ。そして、その正当な後継作となる本作では、ホラーよりもサスペンス色を前面に押し出し、凝縮された怖さを醸し出す。特に、病院の廊下に固定したロングの長回しの後に来るズームショットで首ざっくり!シーンは、本当に上手いと思う。また、名優ジョージ・C・スコットとブラッド・ダーリフの対峙を通して、第一作では明かされなかった「敵」のアイデンティティをも明かされる。
タイトに仕上がった良作です
★★★★☆
本作の魅力はなんといっても配役(ジョージ・C・スコットのギラギラした視線とブラッド・ダーリフの涙目が絶品!)でしょう。
演出的には所々にゾクッとするような描写もありますが(病院の当直のシーンとか)、本作が監督2作目のブラッディに比べるとやはり1のフリードキンの方に軍配が上がるのは仕方ないと思います。
後半、カーアクションや大バサミ(?)など派手な場面も入れている辺りから察するとブラッディって意外とそういう演出が好きみたいです。(フリードキンならもう少し緊迫感が出せてたかも‥)。
1の劇場公開版を観たブラッディが納得いかなかった点をフリードキンに申し出て作らせたのがディレクターズカット版らしいので、カットされていた「スパイダーウォーク」が復活したり、「壁に浮かび上がる悪魔の顔」が挿入されているってことはやっぱり‥派手好きなんですね!
しかしながら本作は下手に大風呂敷を広げたりせずタイトに物語を進行させ、キリスト教についての教養が欧米人よりずっと疎い私たち日本人にも十分楽しめるので極上のオカルト映画に仕上がっていると思います。
また、凄惨な場面の視覚的描写を極力押さえ、代わりに台詞として伝えることで観る側の想像力を書き立てることに成功していると思いますし、一方で「駅の夢」や「悪魔祓い」の場面等の宗教的描写は「1」より色濃く、視覚的に訴える演出はオカルト映画として全然OKではないでしょうか。
スプラッター描写ばかりの映画に食傷気味な人にはオススメの作品です!
うーん・・・
★★★★☆
「エクソシスト」を凌ぐホラー映画は、果たして存在するか。
様々な意見があるし、好みによって大きく分かれるでしょうが、あの時代、限られた技術の中で、あそこまでクオリティの高いエンターテイメント作品に仕上げるフリードキン監督の手法は素晴しいの一言。
そんなホラー映画界の永遠のカリスマに挑戦する事は己の生命をかけるに値することでしょう。
しかしながら、少なくともこの映画、駄作とは思えません。かなり面白いです。って言うか好きです。深層心理を追求している恐怖、と言うのであるならば、私は「エクソシスト3」の方が良い出来かと思います。しかし、全身を麻痺させる様な、身動き出来ないほど魅入られる様なホラー性・テーマ性では「エクソシスト」には及ばないかもしれませんが。どちらかと言えば、本作はサイコサスペンス的なニュアンスが、かなり強いです。あえて続編として考えず、関連性だけを持たせ、別の作品だ、と主張するなら素直に受け入れてたかもしれません。
よく言われるのが、フリードキン監督がメガホンを取っていたならば、どんな仕上がりになるか、確かに見てみたいです。でも、個人的には逆に、ブラッティが「エクソシスト」を撮ったらどうなるか、そっちの方が見てみたい気がします。個人的にはね。