理屈じゃないスよ
★★★★★
ロッキーシリーズの中でもマイナス評価が高い本作ですが、この作品がもたらしてくれる感動は理屈じゃないスよ!
公開当時、ロードショー二日目辺りに今は亡き渋谷パンテオンで鑑賞しましたが、ラストの10カウントでロッキーが勝利した瞬間、劇場にいらしてた満員の観客の皆さんが全員拍手をしました。
その後も感動的な映画は数えきれないほど観ましたけど、あんな現象は後にも先にも本作だけです。
いやいや。。。例外がありました!
唯一、「ロッキー・ザ・ファイナル」のラストで同様の現象が起きました!
ラストラウンドのゴングが鳴った瞬間に!会場が一斉に拍手!
「最後までよく頑張った!」って感じで!
みんなで架空の劇中人物の彼にネギライの拍手を贈ったわけです。
フィクションだかどうだかそんなことどうでもよくなっちゃう瞬間だったんですね。
いやあ、理屈じゃないんですよね。映画って。
スタローンはそこんところ、よくわかってるんですよ。
みんながロッキー・バルボアのような人間を好きだってことを・・・
時代背景
★★★★☆
ロッキーと巨漢・ドフルラングレンとの殴り合いは迫力抜群。試合シーンだけとってみれば、どのシリーズよりもこの「4」が一番優れていると思います。
全体的には当時の国際情勢を反映する内容となっていますが、むしろ共存の可能性を感じさせるラストは素直に感動しました。
改めて素晴らしいですね(^_−)☆.
★★★★★
ロッキーシリーズは、本当に最高に大好きですが、このシリーズ4は
これまでの、1、2、3の流れを受け止めて、ロッキーシリーズが最高潮の
まさにピークに至ったというシリーズだと勝手に考えております。
この映画は、なんといってもライバルであり親友のアポロの存在が
素晴らしくて、その友情が爆発するシリーズ最高の興奮でした。
もちろん、ロッキー1とは別の感動で、敵として登場するドラコとロッキーの
対照的なトレーニング方法も、キャラクター性も非常に良く、最後のロッキーの
インタビューにも、しびれました。・゚・(ノ∀`)・゚・。
これを見て、私もトレーニングを開始し、メタボリックが解消されたので
やる気やファイトに点火したい時、ぜひ観たい傑作ですね!
漫画もいきすぎると‥
★★☆☆☆
亡き強敵(とも)の敵討ちと自由の母国のため!
といった感じで第1作目のいい意味での下町の
リアリティは完全に吹っ飛び、3作目からの
漫画路線をやっちゃった、てくらいやってしまっています‥
まあ週間少年漫画だと思ってみれば、普通に
よくできているのかもしれませんが‥
そこまでソ連を嫌わなくても・・・
★★★★☆
映画の最後にロッキーはアメリカとソ連が戦争をするよりは、リング上で殴り合っているほうがいいじゃないか、と言います。ボクシングはまさにスポーツなんです。たかだかスポーツだからこそ、熱狂的になっても、他人に危害を加えることがないはずです。リングの中の人間を除いて。ただそのためだけに、ボクシングにはリングの中の残酷さ、過酷さがあるのです。それを映画で見せたかっただけです。戦争はなくなりませんが、ソ連とアメリカの冷戦という言葉を、歴史の授業では知っていても、実際テレビや新聞などで当時に見聞きしたことのない世代にはぜひ見てほしい映画です。でもスタローンはゴルバチョフについてどう思っていたのでしょう。