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スーパーマン リターンズ [DVD]

価格: ¥2,980
カテゴリ: DVD
ブランド: ワーナー・ホーム・ビデオ
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続編が白紙に戻ったのは本当に。。 ★★★★★
残念だと思う。地球人として育ったスーパーマンの人間的な成長や苦悩をここまで深く描いた作品はこれまでなかったような気がする。アメリカではすでに続編製作の署名が集められているようだが、日本でもそういう動きが活発すれば本当に嬉しいのだが。。
スーパーパワーを悪用したストーカーマン… ★★☆☆☆
飛行機を受け止めるとこまではすごく格好良かった。そこまでは本当に最高のスーパーマンだった。

でも、その後は…。 時代劇というか日本的なヒーロー像にすごく憧れをもって成人したためか、アメリカ的な(?)

『昔の彼女に今、家庭があっても顧みずに抱き締める』

『家庭がある彼女の心が揺らぐようなことをくちばしる。または感じさせる』

のが受け入れられなかった。さらにはあまつさえ唇を重ねようとする始末…。
彼女の今の家まで行って盗(透)視し、盗聴し、空に拉致し、心惑わす様がヒーローとは認められなかった。 弱さがあってもいい。でもこれは弱さあるヒーローじゃない。ただのストーカーだよ。

彼女の今の幸せのため、黙って、彼女に会わず、彼女の知らぬとこで、命を張って彼女の危機を回避する。
それでもいいじゃない。誰にも認められなくても正義を成そうよ。

例えば、故あって罪に問われて牢に入れられていた男が出所。しかしかつての妻は商人と再婚。その商人は代官にはめられ、商いに、そして元妻に危機が迫る。男は彼女に会わず、人知れずそっと独り別れを告げ代官を討ち、散る。とか。

でも飛行機を墜落から守るとこまでは最ッ高に格好良い。
しかし、今回の『スーパーマン』の真のヒーローはリチャードだ。
ただの人間、ただの父親、スーパーパワーもないただの男が、妻子のために命を賭ける。 この無力な男は危険の中最後まで妻子を離さなかった。スーパーヒーロー・リチャードに喝采を。

ただ一番辛いのも、実はスーパーマンではなくリチャードなのだけど…ね。息子の設定とか。単にスーパーマンとヒロインの関係を続けさせるためだけにあんなのは…。善人なのに報われないなリチャード。

アメリカ人は『妖怪人間ベム(昭和版)』を最終回だけでいいから一度見るべきだと思う。誰に認められなくとも『人知れず』悪をくじく。だからかっこいいんだ。孤独孤独と叫びながら、ハンサムで、必ず美人のよき理解者がいて、最後は報われる。そういう『自称、孤独な』ヒーローからアメリカはいい加減脱却してもいいのではないだろうか。

それと白馬のハンサム王子様を支えるヒロインに過度の自己投影をしてしまうあまり、ヒーローの周辺を見る能力の低い(今回ならEDでリチャードをまったく思い遣れないタイプの)一部の女性客ばかりを相手にしていては脚本が成長できない。売り上げは上がるのかもしれないが。

『卒業』以来『スパイダーマン2』『スーパーマン』と、これからのハリウッドはヒーローとヒロインとの関係が課題か。
おやすみ ロイス ★★★★☆
はじめてスーパーマンを観ました。
シャキールオニールの腕にはスーパーマンの刺青がありますが彼が憧れる
スーパーマンとはどんな超人なのか?
結論から言えば今まで見たヒーロー達が霞んでみえるほどの無敵ぶり。
なのに敵役は人間。正直、敵よくやったと誉めたくなるほどの無敵ぶり。
コスチュームは変態ぽいのにあまりの強さと完璧な人格ゆえ有りに思える。
弾丸が通じないシーンもいいですが、飛行機を止めるシーンがやはり物凄いです。

スーパーマンはその気になればなんでも手に入るしなんだってできるのに
たった一人の女性に思いを寄せ常に紳士的に振る舞い、人々を助ける。
しかもその行為になんら疑問を感じていない。
綻びひとつないスーパーヒーローだと感じました。

物凄くたくさんの人に愛される彼の愛する女性に対しての言葉
「いつもそばにいるよ おやすみロイス」
かっこよすぎです。
嬉しいの一語につきる ★★★★★
約30年前に大流行した映画シリーズの続編、というよりはリメークに近い内容のSF映画。クリプトン星から来たスーパーマンが人類の危機を救う物語で、地球人と変わらない人間性を持つ主人公の心の葛藤も描かれている。

故クリストファー・リーブ演じる前作のスーパーマンが登場したときは、ロゴが尾を引いて現れるオープニングの迫力と生身の人間が空を飛ぶ特撮のすごさに興奮したが、そのときの感動を損ねることのないできの良さであった。宇宙船で飛来、新聞社に就職、ロイスの飛行機事故を救出、空中でのデート、北極の基地、土地にこだわるルーサー、地球規模の危機、スーパーマン自身の危機など、ストーリーは限りなく前シリーズの1作をリメークした内容と言っても過言ではないほど酷似しているが、それほど前作の完成度が高く、すべてのキャラクターを紹介するにはこの手法以外になかったのだろうと思う。これについては賛否あると思うが、小生は大満足であった。前シリーズを知る者は懐かしさに感動、特に飛行機を救出した後の『飛行機は統計上最も安全で...』というスーパーマンの台詞は前作と全く同じで嬉しかった。前作を知らない世代もすべてのキャラクターを理解でき、(おそらくできる)続編も見やすくなるはず。もちろん全く新しい要素もあり。前シリーズでやや老け顔(すいません)だったロイスも童顔になり個人的には満足。スーパーマンも今風になったが、前作と違い、メガネを掛けてもいい男で変装の意味がないのでは。コスチュームはゲイと言われている監督の好みが出ていて、前作の方が良かったように思う。

エンドクレジットにあるように,本作品は故クリストファー・リーブ(全作のスーパーマン)へのオマージュであることがわかる.どこまでが意図的に仕組んだ伏線かわからなくなるほど非常に細部まで気を配っており,繰り返してみる度に新発見がある.

このような娯楽作品は設定や科学考証など野暮なことは言わずに、遊園地のアトラクションと思って見るべし。値段分の価値は十分で、飛行機救出シーンは何度も見てしまった。
劇場で見ればよかった・・・ ★★★★★
アメコミ映画ではずすことが多かった近年、ネタ切れハリウッドの苦肉の策のスーパーマンか・・・と決め付けていましたが、アクション、人間ドラマ、切ないラブストーリーが見事に配分された作品です。劇場で見ればよかったと、後悔しました。

スーパーマンの帰還後、最初の見せ場となる飛行機を止めるシーンで、スーパーマンがどれほどスーパーなのか度肝を抜かれることでしょう。映画、テレビシリーズとスーパーマンは見てきましたが、ここまでのスピードと力があるとは正直思っていませんでした。飛行機が急降下していく間のスーパーマンの動きも細かく、しなやかで、決して手を抜かずに描かれています。あの機内の状況下、よくロイスが生きていた・・・とは思いましたが(笑)
ラストの見せ場もスーパーパワー炸裂です。今までのヒーローの中で最も重いものを持ち上げた人ではないでしょうか。

私はこの映画は立派なラブストーリーだとも思います。
二人きりの飛行シーンは最高にロマンチックです。ロイスのフィアンセ・リチャードに対するライバル心が、あくまでも紳士的に振る舞うスーパーマンの言動、行動中に垣間見え、彼も1人の男であることが痛いほど伝わってきます。
Good Byeがつらすぎて言えずに去ったのは5年前。ロイスに「さよならの一言くらいいえたはず」と詰め寄られ「愛していない」とまで言われてしまう。後半、決死の行動に出る前スーパーマンがロイスに告げる「Good Bye, Lois...」には涙が出ました。

多くを語らぬスーパーマンですが、彼の瞳から、闘志、苦悩、安堵、絶望、喜び、慈しみ・・・心の機微をつぶさに感じ取ることができるはずです。