ジョーズはこれが一番!
★★★★★
最初に書くと、おまけにNG集がついているのですが、これが笑えます。特にロバートショーの鮫に食われるシーンでの失敗。これは吹き出します。さて、なぜこれがヒットしたか。何度見ても丁寧かつ繊細な作りが心に残るからでしょ。カットや編集にヒッチコック的な要素が感じられ、CGでなくリモコンのサメも十分に怖い。そしてまたピーターベンチリーの原作の面白さをかなり形を変えはしたもののしっかりベースにしてきっちりと制作していること。また役者が良い。ロイシャイダーやリチャードドレイファス、そして何と言っても”スティング”のロバートショーの勇姿が強い印象を残す。印象的だったのは、鮫の襲撃の間の小康状態の時、海に浮かぶオルカ号の上に広がる夜空に流れ星がすっと流れるところ。ああ、スピルバーグの映画を僕は見ているんだなという変な安心感があるんだよね。