2002年の大ブレイク作に新曲3曲を加えたリニューアル盤。「ガール・オール・ザ・バッド・バイズ・ウォント」が大ヒット、アメリカのショッピングモールをほっつき歩くようなティーン層の心情を歌ったポップなパンク・サウンドが快感だ。ただ、しゃにむに突っ走る体育会系パンクではなく、ツボを心得たソングライティングが聴きもの。ブリトニー・スピアーズとの映画『ノット・ア・ガール』での共演を経て書かれた新曲「パンク・ロック101」の切なさとユーモアを兼ね備えたメロディ・歌詞や、80年代にヒットしたフロック・オブ・シーガルズの「アイ・ラン」をカバーするなど、シャレ心も満喫できる。日本盤ボーナス1曲収録。（山崎智之）