ミュージカルとしては、楽しい雰囲気です。
原作を読んだときは、なんか、少し、悲しい感じがしました。
本作品は、ミュージカルとしての作りは荒いかもしれませんが、
音楽は分かりやすいので、前向きに見ることができました。

あなたがほしいのは、"A CHRISTMAS CAROL THE MUSICAL"だろ。アマゾンの商品登録に混乱があり、まったく同じＤＶＤが安くなって再発売になっているのに、日本語名ではなぜか検索に引っかかってきていない。後者も、リージョン２の日本版なのに。あわてず、このアマゾン内で、もう一度、英語タイトルで検索し直せ！

TVドラマということで展開が速いせいか、初めて見た時はあまり心に響かなかったのですが、なぜか二度目に見た時は、いくつかのシーンで泣けてしまいました。

スクルージの心の奥に眠っていた良心が目覚めてゆく、その過程のひとつひとつが上手な演出で描かれているので、最後の改心に至る場面は、とても素直に感動できるものになっていると思います。その点では他の「クリスマス・キャロル」より上かもしれません。
ミュージカル・シーンがたっぷりとありながら、全体的にテンポよく展開し、ストーリーもとてもわかりやすいという感じです。

ただ、いくつかの感動的なシーンは、もっとたっぷりと歌なども聴かせて欲しかった。ディズニーアニメで有名なアラン・メンケンの曲はさすがに良いものがあるので、そこは少し惜しいなと思うところです。でも、TVミュージカル・ドラマとしては★５つでしょう。