切なくも美しい作品
★★★★★
この作品の世界観がとても気に入っていて、廉価版BOX化は嬉しいです。
最初この作品は当時の新作という事で取り敢えず視聴しようという程度でした。
一話観てすぐに視聴継続決定で、私の中では大化けする予感がありました。
結果、今まで何度も観てその度に感動できる作品の一つになりました。
作品の見どころ(世界観)
・先ずOP曲の素晴しさ。
石川さんの曲はどれも素晴しいですが、個人的には彼女の代表曲だと思っています。
「美しければそれでいい」
少女達を花に置換えて、現実や葛藤を素敵に表現していると思います。
・シムーンの美しいデザインや動き。
祈りによって紋章(リ・マージョン)を描き戦闘を行う。
伝説の「翠玉のリ・マージョン」とは?
・全て女性として生を受けて17歳で性別を選んで大人になる世界観。
そのため、どちらを選択するかの葛藤が存在する。
・兵士として戦争に身を投じなければならない少女たち。
様々な想いを持ってシムーン・シヴュラとして敵と戦う。
17歳になればシムーンを降りて大人になる事もできる。
以上の事柄があって、全編にわたって独特の雰囲気・切なさが漂う作品です。
登場人物が少なくないにも係わらず、個々の想いや葛藤をしっかり描いていて、
感情移入でき、最終話までこの世界の一員であるかのような感覚でいられます。
観終わった後には、心地良さ・切なさ・希望が入り混じった類をみない感動が
あると思います。
このページを閲覧してる方は、視聴経験有りの方が殆どだと思いますが、
偶然閲覧してる方で少しでも興味あったら是非手にとって御覧いただけ
ればと思います。
この値段以上の価値を感じてもらえると私は思います。