体育祭、真っ盛り!!
★★★★☆
本巻は〈体育祭〉編です。
アメリカからの留学生・ハリー・マッケンジーが初登場、
姉ヶ崎妙が養護教諭として再登場しますが、
注目は、主役であるはずの天満を脇にやって展開される、
播磨と沢近の“カン違いラブコメ”でしょう。
「沢近が播磨の頭を剃る」といった行為は、
普通の作品だと、1つのオチとしてその場限りで終わるものですが、
それが、後々シリアスな展開で大きな役割を果たす―
というのも『スクラン』ならではの醍醐味でしょうね。
誤解と勘違いに満ちた2人の関係が今後どうなっていくのか、楽しみです。