じれったいよ寅さん!
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「寅次郎あじさいの恋」、「寅次郎純情詩集」やリリーがヒロインのものでもそうだが、寅さんはなんだかんだ言ってもモテる。しかし、追いかけるときはまっしぐらなくせに追いかけられるといつも逃げ腰になるのが、寅さんのパターンなのだ。じれったいが、そんなところがまた寅さんの愛すべきところ。「こんな俺ではアンタを幸せには出来ない。本当に大切な人だからこそアンタには違う誰かと幸せになってほしい。」といったところか。自分の幸せより愛する人の幸せを願い喜ぶがゆえに、いざという時は相手の恋に対して突き放す態度をとってしまう寅さん。カッコいいです。男の中の男です。結末はしんみりさせられるものの、しかし、笑いも盛り沢山。中期の作品の中では、断トツに笑いもグッド!何しろ寅さんがお坊さんで大活躍!お勧めです!
面白くてちょっとしんみり
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竹下景子が素敵です。 美人で知的で、可愛さや庶民的な所もあり、言う事なし。
寅さんがお坊さんになるという奇想天外な設定で、長門勇や、中井貴一、杉田かおる等、豪華キャストです。 寅さんシリーズ最高傑作ではないでしょうか。
最高傑作
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このあと10年間に3本つくられる竹下景子3部作(?)の最初の作品。『旅と女〜』『夜霧にむせぶ〜』というシリーズ中の最低作に挟まれそびえ立つ金字塔。個人的な好みをいえば全シリーズ中でこの『口笛〜』が最高傑作だとおもう。というか一番愛している。一作だけ残せといわれたら、迷うだろうが、これを残すことになるだろう。松村達雄、中井貴一、レオナルド熊と助演陣もすばらしい。杉田かおるもいいが、最近のメディアでの暴走、迷走ぶりは許せない。裏切り行為である。