The Muddy Waters Woodstock Album
価格: ¥727
ザ・バンドのドラムのレヴォン・ヘルムが1975年にウッドストックを拠点とするレコーディングスタジオと制作会社を旗揚げしたとき、最初のクライアントとなったのは伝説のブルースマン、マディ・ウォーターズだった。おなじみの相棒のパイントップ・パーキンスとボブ・マーゴリン、それに気心の知れたロック&ブルース仲間であるザ・バンドのガース・ハドソンのアコーディオンとオルガン、ポール・バターフィールドのハープ、ハワード・ジョンソンのサックスに囲まれ、60歳のウォーターズはキャリアの中でも最高と言える滑らかでしなやかなボーカルを披露している。このふたつのセッションは、ウォーターズとチーズ・レコードとの長い付き合いのなかで生まれたどの作品と比べてもひけをとらないほど魅力にあふれ、同レーベルでのラストアルバムとなった。グラミー賞も受賞した本作のハイライトは、お得意の胸をしめつけるスライドギターがフィーチャーされたオリジナル曲「Born with Nothing」や、楽しげなR&Bのカヴァー曲「Let the Good Times Roll」、ウィルバート・ハリソンの「Kansas City」、ルイス・ジョーダンの「Caledonia」である。「Caledonia」ではハドソンのアコーディオン・ソロがくり返し彩りを添えている。そして、ボーナストラックの未発表曲「Fox Squirrel」も聴き逃せない1曲だ。(Alan Greenberg, From Amazon.com)