「ウォレスとグルミット」シリーズ第４弾。
公式サイトで公開されていたらしい短編１０作品。

ところどころにこれまでのネタの痕跡が感じられるので
これまでの３作品を知っていた方がより楽しめる。

ひとつのエピソードが３分弱ぐらいなので
かなりあっさりした印象があるが、
相変わらずのコミカルさと２人の仲の良さは楽しめる。

私は80年代に欽ちゃんの番組を見て育ったので、この作品は日本語吹替でしか音声は選びません。コメディーに関しては言葉の問題が大きいので、字幕よりも吹替の方が断然楽しめるからです。日本語のアドリブが出て来て面白い!あの「飛びます飛びます」が単語を変えて登場するのでお楽しみ。
この短編の面白さは数々登場する発明品が間抜けているところ。犬のグルミットの賢さに、
「実在したら、飼いたいなぁ〜」
と、思いました。

これまでの短編３作よりも、１話が短いのですが、まるで４コママンガのような起承転結が盛り込まれ、しっかりオチがあるので、短くても楽しい短編集です。ファンなら、買いでしょう。相変わらずグルミットがトンチンカンな主人ウォレスの指示に従い、頑張っているのが、可愛いです。これは楽しいです。

全１０編の短編集ですが、どの作品も楽しめます。わがままな飼い主に
いやいやながらもおつきあいしている忠犬グルミットがかわいいです。

バカな上司につきあわされる部下。いばっている夫を見守る妻。こうし
た誰もが感じたことのある日常のもどかしさが巧みに表現されているの
で、グルミットが余計に愛らしく思えてしまいます。

グルミットがウォレスにガツンとやるシーンでもあれば拍手喝采を浴び
ると思いますがそんな日はこないでしょう。

たった2分の短編（×10）なので少し物足りないかな〜、と思っていましたがそんな事はなく、満足できる出来でした。
疲れたとき、あまり時間が無い時、そんな時に気軽に見れるのが良いです。