発明家のウォレスは、相棒の愛犬グルミットの誕生日に、テクノズボンをプレゼント。ところこれがお金がかかり、家計のために部屋を貸すことに。やってきたペンギンのマグロウは、よく気のきく子でウォレスはすっかりお気に入り。グルミットは居場所がなくなり家出してしまう。ところがこのマグロウ、じつはお尋ね者だった…。
作品を発表するたびに映画賞レースで話題になり、05年製作の『ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ』は、アカデミー賞アニメーション賞を受賞。ニック・パーク監督のライフワークといっても過言でないシリーズだ。このシリーズの中でもサスペンスタッチでスリル満点なのが本作。手作業のクレイアニメながら、まばたきくらいしかしないペンギンのどこか不気味な存在感、追いやられて傷つくグルミットの表情など、キャラの魅力を最大限に生かしたニック・パーク監督の抜群の演出力が光る! 一作見てしまうと、シリーズを全部見たくなる。そしてグッズもほしくなってしまう、じつにチャーミングな作品だ。(斎藤 香)
面白ーい!
★★★★★
クレイアニメだが、とても精巧に出来ているばかりでなく、脚本もしっかりしている。アホなウォレスと賢いグルミットの関係が絶妙で、見るものを楽しませる。おかしな機械のズボンが今回は大活躍。そしてワルのペンギン。笑いとサスペンスとアクションが織り交ぜられた傑作。最後のアクションシーンは見る価値あり。特典映像のメイキングもグッド。
ああ・・しゃべらない
★★★★★
クレイアニメーションでこれほど多くの人を惹きつける作品は他には無いでしょう。
シリーズは、「チーズホリデー」「ペンギンに〜」「〜危機一髪」と3作品ありますが、個人的には
これが最もお気に入り。
兎に角ウォレス以外はしゃべらない。しゃべらない良さがあるのがこの作品の特徴。
その結果として画で見せるので、大人も子供もその表現力を一緒に楽しめます。
メカや小道具へのこだわりとキャラクターの生き生きした動きに思わずニヤリとしてしまうことと思います。
まさにスリルとサスペンス!
★★★★★
ハッキリ言ってこれはすごい映画です。
迫り来る危機!手に汗握る展開!
映画史上最凶のワルに愛と勇気で立ち向かう正義のヒーロー!
これはそんな映画なんですってw
もう買って後悔ナシ!
とにかく見て!!
★★★★★
つい先日、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ」が「ハウルの動く城」を押さえてアカデミー賞に輝いた!!
このウォレスシリーズ、粘土で人形等を作り、動かし、1コマ1コマ撮影し地道に作る。
CGが当たり前の今、この「ウォレス」は、4秒のシーンを作るのにナント1日がかり。
そんな温かさも映画からにじみ出ている。
「ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!」は、ウォレス(主人)が生活費に困り、
飼い犬グルミットと一緒にペンギンを住まわせる(下宿させる)ところから始まる。
グルミットは、「世渡り上手でずる賢い下宿人のペンギン」に、強いジェラシーや不満を感じる。
このペンギン、実は「おたずね者」の大悪党!!
グルミットがなんとかしようとペンギンを必死に追い詰める姿が愛らしい。
そんな細かい描写もちゃんと粘土で表現できている、すごい!!
そして、この大悪党の憎たらしいペンギンは必見!!助演男優賞をあげたい。
憎たらしさあふれるこのペンギン、私が大好きなキャラクターでもある。
とにかく機会があったら見て欲しい。
29分の映画で短めだけど、ものすごく濃厚!!充実した時間を過ごせるはず。
見る価値あり。
最初にNHKで見てからもう12年経つが、色あせない傑作!
★★★★★
ニック・パークのクレイアニメを最初に知ったのは、NHKで「広島アニメフェスティバル」での優秀作品として、クライマックスの鉄道模型での追跡シーンの抜粋を紹介されたのが、きっかけでした。グルミットがスペアのレールを敷きながらペンギンを追う部分だけ紹介されたのですが、その迫力に驚き、後に、BSで全編放映された際にビデオで録画しておいたのですが、このDVDは、画質も良く、しかも、英語、日本語の切り替え、特典映像でのニック・パークによる製作秘話なども収録され、4秒のシーン撮影に1日掛かるという事実に、またびっくり!
現在公開中の「野菜畑で大ピンチ」もアカデミー賞をとり、この作品も当時アカデミー賞を受賞していた事を知り、凄いアーチストである事が解ります。今回、廉価版となった上、特典映像も増え、これは、お買い得です。「ハウルの動く城」を押さえてアカデミー受賞(4回目)したのも肯ける傑作です。細部までこだわり、何回見ても新たな発見があるという奥深さに、大人子供問わず楽しめる作品です。