壮大なテーマ
★★★★★
驚異的な身体能力で世界記録を更新するアスリート、革新的な芸術家、科学者。世界ではそれら「超人類」が脚光を浴びていた。だが、「超人類」の活躍は長くは続かず、時間の経過と共に謎の奇病に冒され死んで逝く。ピノコを事実上の人質に捕られ、ブラックジャックは奇病の研究に加担することになる。
1996年に劇場公開された出崎統&杉野昭夫コンビによる作品だが、原作者である手塚治虫独特の世界観(手塚ワールド)やヒューマニズムは忠実に描かれていると思います。
この映画に限らず、ブラックジャック全作品に共通するテーマとして「人間は、如何に生きるべきか、そして、死するべきなのか」という問いかけがあるように思う。