TV版と比べて観るのも面白い!
★★★★☆
第1巻同様、金銭面や環境に余裕があれば、多少高価ではありますが購入の価値はあると思います。
他DVDと違い、ちょうど良い区切りで各巻収まっておりますし、何より早い内に9話まとめて観る事が出来ます。
通称配信版とTVOA版とでは収録時間が違い、その為、同じシーンでもBGMなどが若干変わっております。
個人的には配信版よりもTV版のほうが良いと感じるシーンもあり、配信版とTV版の両方を楽しんでいます。
それが顕著だと感じたのは6巻18話、後半のクライマックスのシーンです。BGMが変更されており、
TVOA版と比べると大分印象が変わります。個人的にはTV版での観賞をお勧めしたい所です。
さて、5巻に収められた「ローレライ編」は、BOX2巻を通して非常に完成度の高い作品となっています。
名優・家弓家正の愛憎と狂気を纏った怪演と、ローレライの愛らしさ、
そして、ローレライ編の主役でもある兜シローの、コミカルかつ純粋な初恋と
それを打ち砕かんとする悪魔の如きマジンガーZらが繰り出す非情さが、
マジンガーZが只のノスタルジーに浸るだけのロボットアニメではない、現代にも通用する悲劇性を内包した作品である
という事を再認識させてくれます。
6巻からは、左右に分かれたあしゅら男爵の容姿のごとく、
誰も見たことの無い「真マジンガー」の扉が開かれる事になります。
神話から続く遺物と因縁が明らかになり始めたミケーネ帝国と、その帝国の民でもあるあしゅら男爵の過去との対峙。
当時の漫画雑誌に書かれていたと言われる実しやかな設定を掘り起こし、現代に蘇らせ今作に盛り込んだ事で描かれた
このダークヒーローの悲劇と葛藤をより熱く盛り上げています。
これを含め、6巻18話は新章導入部にふさわしい熱い展開が目白押し。
特に甲児達の眼前で繰り広げられる「神々の黄昏」とも言うべき戦いは必見です。
主神の裏切りから始まり兜甲児の復讐劇と成長を経て迎えたマジンガーサーガは、神話の遺物の呪いを享けた事で
新たなる扉を潜り始めたのです。
新説マジンガーサーガ、DVDやレンタル等でも是非ご覧になられては如何でしょう。
そんなに悪くない!
★★★★☆
みなさんが言うほど悪くないです。というか他のレビュー見てBOX1は購入が遅れました。
ひとつ残念な点は完全なOVAという形体じゃなくテレビ放映が前提にあった事からでしょうか前置きが各巻ごとに長くて毎回イライラします。
これはマジンガーが戦わないという以前の問題だと思います。あらすじだけ削れば枚数減るんじゃないですかね。
話としてはへー、なるほどねという感じで進んでいきます。ゲッターロボと比較される方も多いですが、あちらの方が見ている人も巻き込んでの大活劇という勢いはあったと思います。
こちらは後発の分だけ熟成されている感じですかね。
大問題なのはレビューされている皆さんのマジンガー愛が深すぎる事ですかね。だから批判も厳しいみたいな。
本当はどうなのかは是非ご自分の目で確かめてみてはどうでしょうか。
ドッチラケ
★☆☆☆☆
あの最終回観た後でBlu-rayのBOXセット買う人ってどれくらいいるんでしょうか?
使いまわしの映像が増えたのは残念
★★★☆☆
ローレライの話は非常によい出来だっただけに
尚更、残念でならないのが
前回の復習や回想シーンがやたらと
多くなった事です。
これを書いている終盤でも、あきらかに
先月みたばかりの映像を10分ちかく
再放送みたいな話があるし、
製作現場の色々な問題もあるとはいえ、残念。
バンク映像の多さを考えると、つくづく
ブルーレイBOXは上下2巻にしてほしかった。
(追記)
最終回を見ましたが、どうやら
衝撃!グレート編があるっぽいですね。
でも、今川版ジャイアントロボの続編も
10年過ぎてまだ作られてないので
気長に待つ事にします・・・。
話が進まないBOX1よりマシ。
★★★☆☆
子供の頃からマジンガーZだけはずっと好きでしたのでこの番組を見始めました。
不満は山ほどあって、言い出したらキリが有りませんが、
原作漫画をなぞるシーンなど、時としてワクワクさせられる場面やストーリーが有るのもまた事実。
半ば諦めた心境で最後まで付き合うつもりです。
BOX1も買いましたが、話がダラダラとなかなか先に進まず
マジンガーも殆ど活躍しないので
ブルーレイで買うほどの物では無かったかと、少し後悔しています。
しかしこのBOX2には話が面白くなってくる10話からが収録されているので
BOX1程の後悔は無いだろうと判断し、購入ボタンをクリックしました。
しかし、それでも無駄だと思うのは特典映像のon television。
放送枠の時間の都合で短くカットされたようなバージョンは、
たぶん永遠に見ないままで終わりそうです。
住宅事情のことも考えると、全2BOXで全話収録の方がどれだけ有りがたかった事か。
アニメ系のDVDはあまり買ったことがない私が断言できる事でもないのですが
どうも無駄な特典で値段を吊り上げられている気がしてなりません。
熱心なファンは喜ぶのかもしれませんが、そうでもないファンには
こうした売り方は、敷居が高くなるだけなのではないかと思います。