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Word of Mouth Revisited

価格: ¥689
カテゴリ: CD
ブランド: Heads Up
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   本作には低周波の神々、つまりベーシストたちが勢ぞろいしている。マーカス・ミラー、ヴィクター・ベイリー、ヴィクター・ウッテン、ジミー・ハスリップ、クリスチャン・マクブライド、ジェラルド・ヴィーズリー、リチャード・ボナが、見事なジャズの演奏を通じて彼らのヒーローであるジャコ・パストリアスを祝福するために集まったのだ。

   そして、このすばらしい顔合わせの影の黒幕は、ジャコと同郷のピーター・グレイブスだ(ジャコが1975年にウェザー・リポートでヒットを飛ばす以前に、自らが率いる南フロリダのビッグ・バンドにジャコを迎えた)。そのグレーブスがプロデュースした本作では、ウェザー・リポート時代と最初のソロアルバムのナンバーを中心に選曲されたジャコの名曲が、その影響力の大きさを浮き彫りにしている。

   もちろん、「Havona」「Teen Town」「Barbary Coast」といったジャコの定番曲では、それぞれハスリップ、ウッテン、ヴィーズリーがベースを担当し、ジャコの弾丸のように流麗なベースラインを忠実に再現している。まずまちがいなく今現在ジャコに最も近いパフォーマーであるアフリカ出身のボナは、「Punk Jazz」に美しく不気味な解釈を加えているが、同じ曲を取り上げたマーカス・ミラーが聴かせるスタンリー・クラーク風のアバンギャルドなヒップホップ風の解釈とは対照的だ。

   本作ではまた、いたるところでジャコの肉声を聴くことができる。そして、ハービー・ハンコックの「Wiggle Waggle」には、ジャコの(ライヴ音源から拾った)ベースパートが現代のテクノロジーの魔法によって組みこまれ、R&B的な軽快感をもたらしている。(Eugene Holley, Jr., Amazon.com)