メディアが異なってもHOLiCの世界
★★★★☆
17話「ジショウ」は西尾維新氏による小説版『XXXHOLiC』が元になったエピソード。
アニメ→小説の順に見た(読んだ)話です。アニメを見た時点では「動き」よりも「セリフ」の方に重点が置かれているように感じて、なんだかいつものアニメとは違う、違和感を感じましたが、その後に小説を読んで依頼者側の心情を知ることが出来た時に、ようやく話の内容に納得出来たように思いました。
この話はアニメと小説、両方を見ることで完成される話だと思うので、時間のある方は小説版を読んでみることをオススメします。(小説を読むとアニメ冒頭の侑子さんのセリフ「やれるものなら、やってご覧なさい。」の意味が解ります。)
また18話は原作でも好きなエピソードなのですが、+αの要素があったものの、不思議な雰囲気がちゃんとアニメとして描かれていて、さらにゲスト声優池田昌子さんのお声も「あの役」にぴったりで、とても良かったです。
コミックやゲームなどがアニメ化された場合は、常に「原作とは異なるもの」という考えの上で見ているのですが、『XXXHOLiC』に関しては、異なるメディアでも本質がブレていない感じがして、スタッフに恵まれた作品だと思います。