第三巻のなかではアジサイとケイヤクがよかったです。アジサイは四月一日の「一人でずっとえらかったね」と言う台詞にジーンときました。アジサイの絵も綺麗でしたよ。ケイヤクは余韻の残るお話でした。侑子さんの妖しい雰囲気がよくでているお話でした。

今回は「アジサイ」そして「ケイヤク」の二つの作品をプッシュします。アジサイの回の見所は百目鬼の健気さにもありましたが、四月一日の、「気持ち悪くなんか無いよ・・」と寂しそうに、そしてやさしく呟く所です。あの手を離さなかった彼はとても男前かつ優しい良い子に思えました。そして「ケイヤク」侑子さんの一言一言にゾワゾワしました。ホラー風味が強くてこれも気に入っています。いまいちだったのが「ユビキリ」いまいち彼女の小指が動かなかった原因が解らない・・結局は自業自得だったんでしょうけど、いまどき少なくないと思います、あんな女の人・・と、いうわけで星はあえて四つ。

7話「アジサイ」以降しばしば出演する雨童子ですが、
声優さんの演技が光ってます。
偉そうだけれども憎めないそんな雰囲気をうまく出せてます。

一方でアジサイの声の演出はアニメならではの方法で表現されています。
この辺りは上手だと思います。

8話「ケイヤク」はいわゆる「猿の手」のアレンジです。
　　対価無しに願い事を叶えるたびに自身が追い込まれて行く恐ろしさを。

9話「ユビキリ」は至る所で、軽々しくユビキリで約束をしてしまう、
　　浮気性の女性の顛末です。

　深刻な話も、モコナや四月一日のボケ？で暗くなりすぎないようにバランスがとれていると思う。

　昼間から酒盛りをする侑子。和食から中華、デザートまでいろいろ四月一日が甲斐甲斐しく用意する。ブツブツ言いながら・・・
かと思いきや、最後まで事の結末は、責任をもって面倒を見る人。
深夜だろうが何だろうが。（お肌にさわるぞ）
ギャップがあり魅力的なキャラクターだ。