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人造人間キカイダー BOX [DVD]

価格: ¥46,440
カテゴリ: DVD
ブランド: 東映ビデオ
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   石ノ森章太郎の原作を実写TV化したシリーズだが、同じ特撮ヒーローものでも「仮面ライダー」とは異なり、しっとりとした情感と、ロボットとして生を受けたがための深い哀しみが描かれている名作。
   ロボット工学の権威・光明寺博士は、プロフェッサー・ギルの依頼で公害対策用のロボットを生産するが、実はギルは悪の組織ダークの首領であった。光明寺は善悪の判断が出来る“良心回路”を開発、密かに生産したロボット・ジローに取り付けるが、ダークのロボットの襲撃により博士は失踪、良心回路は不完全なままとなる。残されたジローは光明寺の子どもたちと共に、キカイダーにチェンジしてダークの追撃を迎え撃つ。
   ジロー=キカイダーとダーク・ロボットの戦いは、同じ造物主から作られた、いわば兄弟同士が殺し合うというのが、この物語の残酷な本質。(斉藤守彦)
あまりにも可愛過ぎるミツ子! ★★★★★
この作品はもちろんリアル・タイムで見ているのだが、30年以上経って見てもやはり、感動的だ。

赤、青、黄の基本原色を基調とするキャラクター・デザインがまず秀逸。
とりわけヒーローの色が左右非対称なのが、斬新だ。
性格設定も、良心回路をめぐって揺れ動くところが「苦悩するハムレット」的で子供向けヒーロー物に、人物造型の深みと、物語に千変万化を導入することに成功している。
色といえば、ハカイダーの黒も圧倒的な迫力がある。

しかしこの作品、実はミツ子の物語だといえる。
毎回、殆どミニのワンピースでそして時には水着で登場し敵から逃げ惑う姿は、子供心に響く魅力に溢れていた。
追われる身とはいえ、何故ここまで、過剰な衣装と演技でなければならないのか・・・これを説明できるものは何も無い。
が、一ついえることは、人間に恋をした人魚姫の裏返しだということだ。
この報われぬジローへの恋心ほど美しいものは無い。
図らずも、この作品が毎回語りかけて来るものは、良心回路をめぐって苦悩するジローの陰に隠された、ミツ子の、ほのかな、そして絶望的な恋心であった。
この真のテーマを殆どロード・ムービー的「のり」で語る事に挑戦し、そしてついに見事達成しえた稀有な作品である。
大いに楽しめる ★★★★★
サイドマシーンを追いかけるブラックホースの走りと、
モモイロアルマジロの変身シーンだけでも見る価値あります(笑)
冗談抜きにして今見ても色あせない素晴らしい作品です。
月並みですが、永遠の特撮ヒーロー、こころのふるさと。 ★★★★★
リアルタイムで、ずっと観てました。仮面ライダー以上に思い入れがあるシリーズです。キカイダーというネーミング、非常にわかりやすいコンセプトのコスチューム、異様にド派手なサイドカー、動物に単に色彩名をつけただけの、怪人の名前(子供ながらこれでいろんな色の表記名を知りました)・・・全てが最高です。キカイダーといえば、とにかくサイドカーが凄い。当時プラモデルを買った覚えがありますね。ウルトラセブンの「ポインター」と並んで、是非自分で操縦してみたいマシーンですね。それとニヒルな好敵手、ハカイダーも決して忘れられません。不完全な良心回路という設定がすばらしいですが、これは、創造主である人間(社会)に対する痛烈な皮肉でしょう。結局「完全なる良心」の持ち主なんて、いないはずです。その意味で、示唆に富んだ、実に奥の深いドラマではありますまいか。正義の味方の、その存在学的「悩み」について。ウルトラマン=宇宙人の単身赴任者、仮面ライダー=「改造」人間(「改造」というニュアンスがいまいちピンとこない)、キカイダー、鉄腕アトム=機械だけど人間の心を持つ?パーマン、タイガーマスク、スーパーマン=パッとしない市井の人。
ハカイダーを見るために存在する ★★★☆☆
かつて、これほどまでにカッコイイ悪役がいただろうか。
好敵手キカイダーを倒すためだけに作られたアンドロイド「ハカイダー」!
悪の戦士!
黒色の敵!
ただ倒すだけが目的ではない。
己のプライドにかけて、ズルをして勝つのではなく
万全な状態の相手を倒してこその勝利と信じるハカイダー。
そのくせ、倒してしまったあとは、自分の存在意義に悩むハカイダー。
上半身だけで復活したキカイダーを見て、生きる喜びが戻るハカイダー。

おそろしく人間的な・・・武芸者のような・・・

そんな悪の戦士ハカイダー。
左利きという設定も素晴らしい。

ハカイダーが出てくる物語終盤は、明らかにそれまでの番組とテイストが違う。
脚本の長坂氏がノリまくっている。
かつて、こんな敵が、特撮界に居ただろうか?
そして、現在でもハカイダーを超えるようなインパクトのある悪役はいない。
この「ハカイダー」を見たいがために、このDVDを買うしかないのだっ!
ヒロインなしでは語れない ★★★★☆
東映特撮なので、主たる視聴者層の視点でも完成された作品だと思いますが、成人した自分の目で見ると、毎回の戦闘の隣で少しずつ描かれる機械(=人造人間)のジローと人間のミツ子の恋愛の部分がかなり比重をもっているように感じます。本当に各話の中で一言、二言あるかないかで語られる程度ではあるのですが、それゆえについつい追いかけて見てしまいます。原作よりもこの点に関して重きがおかれているのは確かでしょう。原作は、より「人間」というものについて考えさせられるもので、こういった設定もテーマを語るための一エピソードに過ぎず、どんどん話が進んでいった記憶があります。ジローが良心回路の完成を望まなかった当初の理由もこの印象を強くしました。その意味でも、ミツ子さんは飾り物ではない、必要不可欠のヒロインですね。

星が満点ではないのは、もう少し買いやすい値段になって欲しい、という希望から。
内容には不満はありません。

余計な感想ですが、見終えてから「アンドリューNDR114」という映画を思い出しました。