目指していた場所
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千影フューチャーの訳判らない第18話、白雪フューチャーの日常ドタバタ第19話、と第6巻に似た構成ですが、すると第20話は第17話同様の感動系話か、と思いきや実際そうでした。この第20話「Christmas Love Destiny」は、シリーズ中でも最高傑作の一本じゃないでしょうか。一応咲耶がピンだけど、実際には妹全員の話、と解釈すべきかな?第7話なんかもそうでしたが、咲耶フューチャーの回って、咲耶話というより、全員の代表として(最年長妹としての?)咲耶がいる、って感じがしなくもない。この話は何と言っても挿入歌の「その奇跡は永久に」につきます。相応しい場面を与えられた劇伴音楽が、その場面をどれほど素晴らしく演出するか、ということを思い知らされたシーンでした。で、このエピソードをもって、アニメ版「シスター・プリンセス」が目指していた所の一つの頂点に到達した、と言えるでしょう。