第3巻ではクラマ姫、サクラの恋人のつばめが初登場、後にレギュラーとなる面堂終太郎が予告登場している。また、ラムとあたるのラブストーリーとしての側面を前面に押し出した、後の展開をある程度決定づけたと思しき初期の傑作エピソード「ときめきの聖夜」も本巻に収録。ドタバタのみではない、『うる星やつら』という作品の持つキャパシティの広さを認識できる。(田中 元)