シーズン3の幕切れはハードアクションで。
★★★★★
多少ネタ切れ気味なのかと感じる点は散見されますが(例:本筋よりも恋愛模様の比重が高くなってきた、人間関係/メンバーのプライベートネタで間を持たせていると感じるエピソードがある、有名人(フィギュアスケート金メダリストのサーシャ・コーエン)を事件関係者役として起用して話題作りしている?、などなど)、一見クールな中に捜査への情熱を秘めたメンバー達の魅力や先鋭的な科学技術を駆使した捜査の面白さなどは健在です。
また、ホークスがシーズン2で現場の捜査官に異動になった後、検死官としてレギュラー登場しているシドのキャラの面白さ、刑事と科学捜査官(時には、+政治家を狙う警察出身者などなど)との微妙な関係など、興味深い背景描写も多く物語に深みを増しています。
他の人もコメントされてますが、シドのキャラはKYなんだけど微笑ましいというか…話のトピックは大分凄いのに下品にならないところが彼の人徳ですね。アメリカには、こんな風に人生をエンジョイしている知的で陽気なご老人が多そうで、素敵です。こういう人が一人職場にいると和んでいいですねえ(でも複数人いると扱いに困るかも……)。
また、麻薬売買に手を染めた汚職刑事を告発して以後、フラックとマックがやや険悪になったり、マックが周囲から叩かれたり、警察という特殊な組織内での、各人の立場からくる軋轢も割とリアルに描かれています。あまりネガティブな面に深入りされると暗い気分になりますが、このくらいならリアルさを増すに留まる程度といえるでしょう。。
しかし、リーダーであるマックスのマルチな活躍は凄すぎます(苦笑)。シーズン3では苦手な政治的駆け引きも少し覚え、美人検死官ペイトンとの職場恋愛もこなし(結構情熱的)、しかも最後のエピソードでは、完全に!! 「ダイ・●ード」さながらのアクションを展開。いくら元海兵隊員という設定とはいえ、“科学捜査”班の管理職が、このハードアクションぶりって、どうなのでしょう……やはり「スーパーマン」を生んだお国柄ですね。。
かなり今更的ではございますが。
★★★★★
一番好きなシリーズかもしれません。
☆第13話☆ 執着
☆第14話☆ ライアー・ゲーム
☆第15話☆ 5番街のゴースト
★第16話★ ガラスの心
★第17話★ ノアの箱舟
★第18話★ 死への誘い
☆第19話☆ ワインと異常な愛情
☆第20話☆ ねじれた野望
☆第21話☆ 波紋の傷跡
★第22話★ 暴かれたコールドケース
★第23話★ 切り札
★第24話★ 奪還
もしかしたら色恋沙汰は一番、ニューヨークが濃いのかも?
でもねっとり(苦笑)しているわけでもなく。いい意味で大人の関係的な恋模様だと思います。
今回は各個人個人が主役めいていた気がするかも。
とても考えさせられることもあります。例えば、エイズのこととか。決して悲観的な考えだけではないけれど、それでも実際病気と直面すれば人は、自分はどうなってしまうのか。単なるドラマの中の出来事ではあるけれど、それでも考えることはできると思うので流さないで深読みしてもいい機会なのかもしれません。
とは言っても、やはりマックは素晴らしい! あんな男性いたら絶対惚れるでしょう(笑)
シーズン3は一貫して、良い意味でCSIらしい出来です。あまり言いたくないですが、悪い意味で言うならば、ただ事件を追って解決しているだけ、です(苦笑)
でも出来は文句ないと思います!
渋すぎるC.S.I.NY
★★★★☆
最初に較べて、段々、面白みが欠けて来た感はあるものの、それでも、ファンを惹きつける実力はさすがです。日本でも、こんな作品があればと、いつも思ってしまいます。脚本がしっかりしていることと、俳優陣が魅力的なことがすべてです。 見て損はしないこと、二度三度、見てしまうことは保障済みです。