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フレイジャー シーズン3 コンプリートDVD-BOX

価格: ¥11,970
カテゴリ: DVD
ブランド: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
Amazon.co.jpで確認
   第3シーズンで「フレイジャー」は劇的なハットトリックを成し遂げた。3回連続でエミー賞のコメディ部門で作品賞を受賞したのだ。史上初の快挙の真相を究明するために詳細な分析をする必要はない。このシリーズはプライムタイムのオアシスといえる番組で、ウィットにあふれ洗練されており、喜ばしいことにフレイジャーの尊大さを吹き飛ばす笑劇の側面も新たに加わっている。自分の尊厳を損なわれそうになるとフレイジャーが見せる実にばかげた反応は、往年のコメディアン、ジャック・ベニーの演技にも匹敵する。番組のモニターが1人(ゲストのトニー・シャルーブが演じている)だけフレイジャー(ケルシー・グラマー)を好きではないといった理由が知りたくてどうしようもなくなるエピソード(「気になる一言」)で明らかになるとおり、フレイジャーは逆上する場合もある。だが自分のことを思い違いしている点で親しみやすさを感じさせるキャラクターでもある。笑って見ている第三者の言葉を借りれば、フレイジャーは自分のことを「大衆の味方」と勘違いしているのだ。フレイジャーはラジオ局の新しい局長、ケイト・コスタス(オスカー女優のマーセデス・ルール)と出会い、彼女をライバル視するものの、2人の対立的な関係は最初の10話分で恋愛関係に変わっていく。
   だが第3シーズンでもっとも重要な筋書きは、ナイルズ(デビッド・ハイド・ピアース)とマリスの別居である。「ダンシング・ナイルズ!」は、グラマーが監督デビューしたエピソード。第3シリーズのベンチマークともいえる作品であり、ばつの悪いナイルズが片思いの相手ダフネ(ジェーン・リーブス)とダンスパーティでタンゴを踊る。とはいうもののクレイン一家は諸問題を解決しているわけではない。フレイジャーはマーティン(ジョン・マホーニー)にチェスで負けるのががまんできない(「どうにも止まらない」)。フレイジャーとナイルズは考えなしに2人でクリニックを開業するし(「精神科医のセラピスト」)、法廷で精神鑑定するとなると互いに反対の立場から証言する(「兄弟対決」)。リリスが出てこないのはとても寂しいが「トラブル・ダイアン」は、過去のエピソードに新風を吹き込むエピソードであり、ダイアン役でシェリー・ロングが登場する。ダイアンがまた自己中心的にふるまっても、フレイジャーが彼女の帰ってきたことに賛成しているなら、観客にとって「CHEERS」(「フレイジャー」がスピンオフした番組。ダイアンは同番組のレギュラーだった)の復活はうれしいものだ。そしてフレイジャーの不道徳なエージェント、ビービー(ハリエット・サンソム・ハリス)が登場するエピソードはどれも見逃せない。「フレイジャー」のユーモアはその時々の話題よりも登場人物からかもし出されるものであり、だからこそ長寿番組になっているのだ。傑作テレビドラマの終了を嘆いている観客には、このDVDボックスセットが何よりの慰めとなるだろう。(Donald Liebenson, Amazon.com)
「彼女はいかしたレディー」 ★★★★★
「贈る言葉」の中に登場する「彼女はいかしたレディー」という曲が最高です。この曲は、フレイジャーの父マーティンが作詞作曲したもので、フランク・シナトラに歌ってもらいたいと思い、長年あたためていたものです。ドラマの中では、意地悪だった叔母さんの葬儀でフレイジャーが弔辞を言う場面で使われます。フレイジャーが弔辞の最中に「彼女はとってもいかしたレディー」と言うのを合図に聖歌隊のオルガンがイントロを奏でコーラスが始まります。最高にカッコ良い演奏で上質なミュージカル映画のようでした。是非、ご覧ください。
家族という深刻なテーマを扱いながら、しかしキッチリ笑わせる、傑作中の傑作コメディ! ★★★★★
「フレイジャー」の各エピソードでは、引退した親と働き盛りの子供との同居問題や、同じ道に進んだ兄弟同士の葛藤、そしてうまく行かない結婚生活など、家族間に発生する深刻なテーマがよく扱われます。

その葛藤の中で、父親と息子、兄と弟などの間で、はっとするようなキツイ言葉の応酬があり、深刻な破綻が生じてしまったかのような状況にもなるのですが、結局はやっぱり家族の絆を確認できる結末になります。
すごいのは、これを30分弱のエピソードの中で表現し、しかも要所要所ではキッチリ笑わせてくれるという、秀逸なシナリオです。
そしてそれを演じる役者も本当に芸達者ですし、飼い犬役の犬まで、なぜこんなに芸がうまいのかとつくづく感心させられます。(この犬だけでも一見の価値アリです)

この作品がエミー賞の常連であり、全米で大人気だったのもうなずけますが、なぜ日本では地上波で放送されないのか、残念でなりません。

買って損なし、コメディという枠を超えて、良質なエンタテインメントや秀逸なドラマが見たい方にも、自信を持ってお勧めします。