その葛藤の中で、父親と息子、兄と弟などの間で、はっとするようなキツイ言葉の応酬があり、深刻な破綻が生じてしまったかのような状況にもなるのですが、結局はやっぱり家族の絆を確認できる結末になります。
すごいのは、これを30分弱のエピソードの中で表現し、しかも要所要所ではキッチリ笑わせてくれるという、秀逸なシナリオです。
そしてそれを演じる役者も本当に芸達者ですし、飼い犬役の犬まで、なぜこんなに芸がうまいのかとつくづく感心させられます。(この犬だけでも一見の価値アリです)
この作品がエミー賞の常連であり、全米で大人気だったのもうなずけますが、なぜ日本では地上波で放送されないのか、残念でなりません。
買って損なし、コメディという枠を超えて、良質なエンタテインメントや秀逸なドラマが見たい方にも、自信を持ってお勧めします。