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Yessongs [DVD] [Import]

価格: ¥1,554
カテゴリ: DVD
ブランド: Image Entertainment
Amazon.co.jpで確認
   このエネルギッシュな演奏がロンドンのレインボー・シアターで16ミリ・フィルムに収められた1972年12月当時、イエスはリリースされて間もないアルバム『Close to the Edge』をプロモートするためのツアーを行なっていた。このDVDは、劣悪な状態のプリントから起こしたものだが(全編にわたって画面上におびただしい数のキズが現れる)、現在DVD化されている2つのイエス作品の中では画質がマシなほうだ(もう片方の作品、すなわち『Live in Philadelphia』はビデオテープから起こしているので、いっそう不鮮明な映像となる)。音質も、本作のほうがわずかに上。75分間のパフォーマンスは、人気絶頂の“黎明期(れいめいき)”を迎えたバンドの姿を伝えている。メンバーの顔ぶれは、上に挙げた1979年のフィラデルフィア公演と同じ(ジョン・アンダーソン、スティーヴ・ハウ、クリス・スクワイア、アラン・ホワイト、リック・ウェイクマン)。しかし、こちらのコンサートはもっと若々しく、意欲的なバンドによるものと言える。当時の彼らは、まだプログレというみずからの巨大なアイデンティティーを築きつつある最中だった。その結果、DVDで見られる2つのイエスのパフォーマンスのうち、本作のほうが価値ある記録となったのだ。よりタイトで、よりシャープで、より見ばえのする演奏ぶりは、バンドが創造性のピークを極めたことを物語っている。また、彼らがソロ・インプロヴィゼーションの余地を残している点にも注目だ(ハウが茶目っ気たっぷりに演奏する「The Clap」、ウェイクマンによる「The Six Wives of Henry VIII」からの抜粋など)。ただし、アンサンブル部分の演奏はスタジオ・レコーディングにきわめて忠実である。筋金入りのファンはフィルムの画質の悪さに不満をこぼすだろうが(これはDVDでも改善不可能)、カメラはじっくりとショーを捕らえており、どのメンバーも卓越した演奏技術を見せつけるのに充分な時間を画面上で与えられている。その中でも、ハウのギター・ワークは舌を巻くばかりに素晴らしい。どちらのDVDも、ライヴで聴きたいイエス・ミュージックを何曲も取りこぼしているのが残念だが、70年代プログレの巨人たちの最盛期を見てみたいと思ったことがある人なら、迷わず本作を手に入れるべきだ。(Jeff Shannon, Amazon.com)
映像記録としての価値はあるが… ★★★☆☆
やはり音が悪過ぎるのが難点である。いつまで経ってもリマスターされる気配が無いのでとうとう購入してしまった…

動画サイトなどでアップされているし、何度も見たお馴染みの映像ではあるが、いざ購入してみると画質より音質の悪さの方がキツイ。何と言うか臨場感が全然感じられない為に集中して見れない。

こういう中途半端なフィルムでも、ジミヘンのバークレーでのライブみたいに改善されれば価値はぐんと上がるだけに残念だ。
荒さ=ロック ★★★★★
このDVDを、というかyesの動く画像を初めて見たのですが、すごくショックだったのは、今まで退屈だと思っていたサードアルバムの中の「yours is〜」がこんなにもカッコイイ曲だったのかということです。あと「And you〜」は普通に好きでしたが、こちらの方がロックらしい荒さがあって100倍好きです。強いて言えば、ドラムがビル・ブラフォードで、あの重たい音を叩きまくって、ねばっこいスクワイアのベースと絡み合んでくれたら完璧でしたが…音が荒いとかミジンコが〜とかいう評があって少し不安な思いで購入したけど、全然気になりませんでした。
不満は自分で解決しよう ★★★★☆
シベリアンカートルやムードフォアデイが無いのは不満です
画像が汚ないのは動画編集ソフトで、かなり良くなりますよ。
編集とピッチが少し違いますが、直せばいいんです。
私はそうやって存分に楽しんでます。フリーソフトで出来ますよ。
先の2曲が入っていれば星五つですね
黎明期を眼で観られるということの代え難い価値 ★★★★★
1972年12月、ロンドン、レインボー・シアターでのライヴのDVD化。

もともとが16ミリ・フィルムであることもあって映像としては今流に言えば『劣悪』である。ただ、Yesの音楽の完成をみた『Close To The Edge』の直後のツアーという非常に重要な時期のライヴ映像を残した、という事実は表彰モノである事に間違いはない。ファンにとってみたいライヴというのはこの時期のライヴにとどめをさすだろう。

10代の頃『Close To The Edge』、そして3枚組のLPだった『Yessongs』を聴いたわけだが、まちがいなく最高のアルバムだったし、そればかりかロジャー・ディーンのジャケット・デザインのすばらしさにシビれてしまった。のちのちこの頃のロジャー・ディーンのジャケット・デザインはPhotoshopの教則本の中(Photoshop Wow Book)でも例として使用されたりする。それだけ素晴らしかったということだろう。

だからこのライヴはフツーの感情移入の状態では到底観ることができない。最早、映像・音質の問題ではないのだ。スティーブ・ハウの超絶の『The Clap』やリック・ウェイクマンの『ヘンリー8世と6人の妻たち』の抜粋を眼で観られるということに代え難い価値があるのだ。曲目に若干の不満はあるがそれでも代え難いものを持っている。
Jon Andersonの声が楽器のように聞こえます ★★★★☆
 残業で遅く帰ったのに、届いたその日に眠い目をこすりながら一気に見てしまいました。音質も画質も決して良くないけど、クラゲもミジンコも邪魔だけど、演奏といい声といい、眠気を吹きとばして「あの頃」に飛んで行きました。

 Yesは、難しい構成の曲を、ものすごい演奏で、わくわくさせながら感動的に聴かせます。そんなの音盤で知ってたはずなのに、それを見たくて買ったはずなのに、「おお〜、本当だぁ」。そして、「若い〜。指長げぇ〜」。

 特に印象的だったは、Jonの声が楽器に聞こえてきたことです。CDや今までのDVDでは感じなかったけれども、曲に合わせて歌っているのではなく、彼のVocalが、ギターやキーボード等他の楽器と同じく曲を構成している、と思いました。

 他の曲は違うようですが、Close to the Edge は、CD=レコードと同じ日のステージですよね? 当時レコードに付けてしまった傷、聞こえるはずのないその音が聞こえてきたような気がしました。

 ところで、評価4にしたのはクラゲが原因です。ミジンコだけだったら4.5だけど。(笑)