ゆほびか10月号で、すごい気がでるDVDで最後にドクター苫米地の超絶ギターで、大周天のデモンストレーションがあり、家でDVDみながらやってたら、苫米地がギター激しく弾き始めたあたりで、意識が飛んだ！
この本では、大周天のイメージがよくわからないので、ゆほびか10月号のDVDでよくわかります。
また、付録のCDの雑音のようなギターの利用法も理解できました。

作者は、本当に脳機能学者か？

Ｐ．１９記載のある、「学校の教科書で、酸素の濃度は２５パーセントと習ったと思います。
しかし、今の都市部では１５パーセントくらいしかないというデータがあります。
私のオフィスのある東京・六本木だと、おそらく１２パーセントくらいしかないでしょう。」

この発言は、学者の発言ではないですね。

一般の空気中の酸素濃度は約２１%です。また人間は酸素濃度が１８％未満の場所では
酸素欠乏症になります。東京・六本木の空気中の酸素濃度も約２１％です。

酸素濃度が１６％以下の場所では、人間は死にいたる可能性があります。

こんな本を買わなければよかったと後悔しています。

車ならリコールになるようなことが、書かれている本だと思います。

このCDは何でしょうか？　気功と関係しているのでしょうか？
気功に興味があり購入しましたが気功から遠ざかりそうです

“気”という、まだ何も解明されていない事象を扱っている本ですから、
多少のブッ飛んだ推測や記述があっても、それはそれでご愛嬌かとは思いますが……。
これは、さすがにねぇ〜。

他のレビュアーの方が酸素濃度の例を挙げられていますが、
そういった明らかな誤りの他に、
気＝生命エネルギーである、と。まあここまでなら、さほど珍しい意見でもないので良いのですが、
気＝生命エネルギー＝太陽エネルギーである、まで来たら、さすがに“気”と太陽エネルギーは違うだろ？！　と言わざるを得ません。ｗ
専門外ではあろうが、とても科学者の言うこととは思えない。
人間はアトムじゃないっつーの。

そしてこの本の売りである気功による願望実現については、
結局のところ「臨場感のあるイメージングをせよ」なんてところに落ち着くわけですから……。
まじめに気功（特に張永祥氏のプルプル気功）について知りたいのなら、
この本より張氏の『ぷるぷる健康法』の方が遥かに良いでしょう。

そして付録のＣＤですが、これ褒めるのは苫米地信者さんだけでしょ？ｗ
共に歴史的ヴィンテージのギターと真空管アンプを使用していて脳に良い倍音成分がたっぷり……とか何とか説明されてますが、基本的にＣＤはある程度以上の周波数は上下ともカットされますからねぇ。それともこのＣＤはその処理がされていないのでしょうか？
また、かなりキツめのディストーションとエコーが掛かってますから、そりゃ倍音は鳴ってるでしょう、と。
でも、ディストーションの音で良いなら、ヘビメタ聴いてりゃみんな気が出るっちゅう話なワケで。ｗ

さらに、正直言って音楽的なレベルは低いです。
まあ、苫米地氏は本職のギタリストではないのでコレでも許されるんでしょうが、もし本職の人がこんなソロ弾いたら「つまんねぇソロ」の一言で斬り捨てられます。
音楽的な展開は乏しく、１スケールで掻き鳴らすような速弾きが続きますが、それもピッキングが付いて行ってない。
早い話がピッキングミスを音を歪ませて誤魔化してるだけなんじゃねーの？　ってな感じです。
このＣＤを聞いて覚醒できるなら、ディストーションサウンド＋音楽性も高いピンクフロイド辺りのＣＤを聴いた人は、みんな物凄い超能力者になってますよ、きっと。
結局、苫米地さんは自分のヴィンテージギターとアンプを自慢したかっただけなんじゃないの？　と思ってしまうのは私だけでしょうか。ｗ

気功の記述はよいですが、CDは苫米地さんの趣味につき合わされている感じです。うるさくて寝る前に聞きながらなんてのは無理です。聞いているとほんとに気が乱れそうです。図書館で借りて読むのが良いと思います。

気功は、昔から病気すら予防すると云われていたが、本に付随した気功ＤＶＤがあれば即購入するのにと思わせる内容深き本でした。