バレエ初心者必見!
★★★★☆
1957年に制作されたものなので、確かに映像の粗さは否めませんが、踊っているのは、1925年11月20日生まれの元ボリショイ・バレエ団の名バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤです。彼女は、2008年4月6日現在(83歳)なお現役で踊り続けており、去る3月30日にも京都世界遺産、上賀茂神社で能楽界の第一人者・梅若六郎氏との一夜限りのコラボレーションイベントも行っています。
前置きが長くなりました。中身についてですが、まずは、白鳥の湖を作曲したチャイコフスキーについての簡単な解説があります。
舞台については、重要な踊り以外(主役以外の踊り)などが適度に省かれ、4幕で本来2時間程もある長いバレエが80分程度に割愛されています。そして、ロシア語に日本語字幕のストーリー解説つきで舞台が進んでいきます。バレエはセリフが無いので、初心者はとにかくストーリーがわからないと思いますが、この点でストーリーがとてもよくわかります。(少し解説がおかしいところがありましたが。誤:もしオデッタの前に王子が現れ永遠の「姿」を彼女に誓うならば悪魔の盃はこわれてしまい…⇒これって永遠の「愛」ですよね?)
古くてもさすがはバレエの元祖のロシアバレエです。50年代のお客さんのファッションなどもレトロで素敵ですよ。バレエ初心者にお勧めしたい作品です!!!