今回のメータは良かった‥。
★★★★☆
2007年のニューイヤー・コンサートはメータが、9年ぶり4度目の登場となった。 今回のメータのニューイヤー・コンサートは過去3回と較べて最高の演奏だったと思います! メータのVPOとの相性も良く、楽員と抱きあったり、ソロ奏者に握手を求めたりと終始和やかなコンサートになりました。演奏もオケとの信頼感も良い美しく安定感のある演奏で、私は過去のメータの濃厚な表現のワルツがあまりに好きではなかったが、今回の演奏はすっきりとスタイリッシュにまとめられており好感が持てました。今回は選曲が独特で、ポピュラーな作品を控えてヘルメスベルガーなどの普段聴き慣れない作品や、「ワルツ王」ヨハン2世の作品よりも弟のヨーゼフの作品の方が多く演奏されたり、シュトラウス一家の聴き慣れた作品を楽しみたい方々には多少選曲に不満があるかもしれないが、それ故に新鮮さも増すと言う事でしょうか‥? 昨年の初登場のヤンソンスの演奏が素晴らしいものだったので、再登場のメータはその分新鮮味に乏しく、演奏に刺激が不足しているが、演奏は安定感のある素晴らしいものでした。今回のメータは過去最高の演奏ですね‥!来年の初のフランス人長老指揮者(登場時83歳!)ジョルジュ・プレートルの演奏も本当に楽しみになりました!来年も期待してます!