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セロニアス・モンク ストレート・ノー・チェイサー [DVD]

価格: ¥2,625
カテゴリ: DVD
ブランド: ワーナー・ホーム・ビデオ
Amazon.co.jpで確認
   その独創性でよく知られる名ジャズ・ピアニストであり作曲家のセロニアス・モンク。これは、彼の姿を描いた優れたドキュメンタリー作品だ。この作品の成功の要因はいろいろあるが、才能あふれる人物が集まったこともひとつだろう。監督には、その編集技術に定評のあるシャーロット・ズウェリン、そして製作総指揮には、ジャズ・ピアニストだった経歴を持つクリント・イーストウッド。貴重な実録映像は、1968年にマイケル&クリスチャン・ブラックウッドによって撮影されたものだ。気分に流されやすいモンクの姿をスタジオ、ツアー、舞台裏でとらえる。奇行とも言える行動の数々は、彼独自のジャズを生み出す原動力でもある。

   第二次世界大戦後の米国では、ビ・バップの楽しいノリにマッチする出来事は少なかった。スウィング・ジャズが主流を占める中、ジャズ・ミュージシャンたちから生まれたビ・バップは、主流からはずれた流れであり、スウィングの形式を打ち破るものだった。テンポやメロディも一定でなく、技術を競い合ながら、自由な発想でアドリブを展開する音楽が生み出された。チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピー、バド・パウエルといった音楽家がその代表格だ。モンクは彼らとは違い、予測もつかないメロディや不協和音を作り出す。よく「ビ・バップ界の大司祭」と呼ばれるが、むしろ禅の修行者に近いかもしれない。ワープするかのようなコード進行、「間違った」鍵盤を叩いたかのように聞こえる音階や不協和音、そして俳句を思わせる独特の間(ま)。

 『セロニアス・モンク ストレート・ノー・チェイサー』は、この孤高で気難しいと称されるアーティストの生涯を振り返る音楽ドキュメンタリー。彼の不安定な行動の数々、テオ・マセロとの激しいスタジオ・セッション。コロンビア・レコードの有名プロデューサーが語るモンクのインスピレーションと、そのアプローチ。インタビューを織り交ぜモンクの快活な一面も描き出し、作品に深みを与えている。何よりも素晴らしいのは、歴史に残る数々の名演奏をカメラがとらえていることだろう。(Sam Sutherland, Amazon.com)
単なるドキュメントを超えた作品。 ★★★★★
セロニアス・モンクの演奏やインタビュー、関係者の証言で綴られるドキュメントですが・・・資料価値としても大変貴重な作品ですが、観終わった後は感動し、胸にこみあげるものがありました。モンクのプライベートの様子をとらえた映像が多数使用されていますが、欧州楽旅での奥さんのネリーとの様子(BGMはモンクのソロで「アイ・シュッド・ケア」)や、久しぶりにNYハーレムに戻ったときの道行く人とのふれあいの様子(BGMは「ルルズ・バック・イン・タウン」)など、随所に本当に心温まるものがあります。たしかにモンクには奇行やおかしな言動という側面もありますが、その独創的ながらたぐいまれな美しい音楽とともに、その人となりも万人に愛されていたんだなということがわかる作品だと思います。
いやー、最高。 ★★★★★
映像、音源、本人や関係者の証言等、ホントに充実した作品。
資料価値も高いですが、観た後には心がふるえるような感動を覚えました。
特に、奥さんのネリーとの場面は、心温まるものがあります。
CDで音を聴くだけでは味わい尽くせないモンクの魅力がいっぱい。

同じくモンクのドキュメント作品である「セロニアス・モンクの肖像」と併せて観ることで、モンクの世界にドップリとハマりましょう。

最後の方にモンクの葬儀の様子が収録されていますが、参列者の顔ぶれがこれまたスゴイ。誰がいるかチェックするのも一興かと。