カメラワークが微妙な気がします。矢野顕子ばかりでなくもうちょっと演奏陣を映して欲しかった。いい面子なのに勿体ない。
ただアンソニー・ジャクソンのベース・ソロは良かった。正直他はイマイチ。

　　明らかにこなれていない演奏や，アレンジのクオリティが低い曲が，何曲も平然と収録されています。　
長いキャリアからまんべんなく曲を選んで，どの時期にファンになった人にも買ってもらおう，というレコード会社の思惑が透けて見えてしまっています。
　また，さとがえるコンサートの集大成をうたうには

収録時間も短すぎます。もっともっと良い演奏が山のように
あるはずなのに。
宝の山からあえて屑ばかりを拾ってきたようで
余りにももったいない。
発売当時のインタビューで，矢野さんは
「選曲はレコード会社の意向です」
と，はっきりおっしゃっていたので，ご本人も内容には
満足されていないのでしょう。

ライブにおいてCDと同じ事を再現するのでは無いアーティスト、
そしてひとつのライブ期間中でも毎日同じパフォーマンスを繰り返すのでは無い、まさにこの方の才能が見て取れるDVDでした。素晴らしいのひとこと。

年を経るごとに
パワフルになっていく矢野顕子。
1曲目から全開で、息の合った演奏、
それぞれの個人技、矢野顕子の超絶
ピアノテクニックをビジュアルでも楽しむことができる。
CD「TWILIGHT」を聴いてから観たので
新鮮な発見がたくさんあった。
できれば「電話線」は入れてほしかったけど、
それでもライヴのベスト版であることに
異議なし。

毎年恒例、年末に行われる「さとがえる」
コンサートを堪能できる一枚。