日本R&B+R&Rの萌芽
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最近のDVDを見たあと、これを見ると、物凄く楽しい。
一番最初かもしれないガタガタガタも入っててお得。
汲めども尽きぬ才能が清志郎にはあった。
どこかのクラスにいそうな、物静かでシャイそうな男子が何年か後にものすごい進化系を表しますが、
その前から、清志郎は、音を知ってることがわかります。
こんなに音が理解できてた10代、昔も今もなかなかいないんじゃないか。
そんな気になるDVD・・
いまだ色褪せぬ、独創的フォークトリオ
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このような映像が見れること自体幸せだ。
忌野清志郎(g,vo)、小林和生(b,vo)、破廉ケンチ(g,vo)のフォークトリオ時代のRC。
フォークといっても、R&B、サイケ、アートロックなどに影響されたそのフォークは、実に独創的で、当時はかなり浮いていただろうと想像される。w
忌野清志郎は、ステージで一切愛想を振りまかず、むっつり歌い続ける。このふてぶてしい自信は、オリジナル曲のみで勝負するという態度に如実に現れている。「どうだ、オレの曲を聴け!」てな感じ。w
ギタージャカジャカで歌う清志郎に、小林和生のウッドベースが、かなり自由に気持ち悪い旋律を泳がせている。こういう独創的なベースラインは、ジョン・エントウィッスル(THE WHO)、ジャック・キャサディ(Jエアプレイン)、「ペットサウンズ」でのブライアン・ウィルソンを彷彿させて、素敵だ。
破廉ケンチは謎の人物。メロディーラインに対して、副旋律的なリードを奏でる。「三番目に大事なもの」では、せつないメロディを奏でて、素敵である。
「僕の好きな先生」「僕の自転車の上に乗りなよ」「僕のうちにおいでよ」(未収録)など、「僕」の付く曲がなぜか好きである。
あと、後にアルバム「OK」でレゲエとなってよみがえった「お墓」の原型が、ここで聴ける。これも良かった。
すでに完成されていた
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トリオ時代のRCを堪能できる貴重なDVD。
アンプで増幅されただけのパワーとは全く違う圧倒的なボーカルの説得力。
迷っていないで買えるうちに買ってください。
破廉ケンチは偉大だ!
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俺の大切なコレクションの中にRCのレコード(!)特に「初期」「楽しい夕に」「ハードフォーク」等全て揃っていて、それこそジャケット・歌詞カードに1つの皺もないプレミア物だけど、映像としての初期RCは初めて観た!「もっと落ち着いて」のだみ声サブボーカルは今までリンコだと信じ込んでいた。左利きのリードギタリスト破廉ケンチだった事を知った。声もそうだけど、スタイル・ギターフレーズ独特で初期のRCの魅力の1つでもあると思った。・・先日あるブルース系アーティストのサイトで破廉ケンチの姿見たよ!白髪だったけど、相変わらず細くて口ひげもあった。ナイスガイだったよ。
やっぱRCは初期ですね
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今と変わらない清志郎の声と歌い方、破廉ケンチの憎い超絶ギター(今何してるのかな?心の病気も治って立派なお父さんになってるかな)、今は街でウッドべースを抱えているバンド小僧は見かけないけど当時大変だったろうな…のリンコ、高校出たばっかの彼らが動いてるのが見られるだけでも素晴らしい。そして、名曲「三番目に大事なもの」(30年前の高校生も今と変わらないな)、キミかわいいね等選曲も素晴らしい。
今、アコースティック編成のユニットも増えてきているが、このDVDを見るとホントに清志郎の天才加減がわかる。RCの復活は諦めたけど若いミュージシャンの相手ばかりしないで、また「けむり」とか「シュー」とかやってよ、清志郎!